科目情報
科目名 発達障害生理・病理特別演習IIB 
クラス − 
授業の概要 障害や発達障害に伴うさまざまな問題を主訴として相談に来た子どもや家族に対する、評価、診断、子ども支援、親支援などについて、アセスメントの理論と実際、事例検討、実践演習などを通して学ぶ。 
授業の到達目標 障害や発達障害を有する子どもに対する、発達検査や行動評価によるアセスメントの方法、児や家族への対応のあり方などについて、知識および臨床場面に応用できるような実践能力を身につける。 
授業計画 以下のI、II、III、IVを1年(IIAおよびIIB)の間に行う(順不同)

I.理論について
 以下の1〜6について講義または演習形式で行う
1.アセスメント・診断法概論 検査や評価することの意義
2.知的障害に対する評価 新版K式発達検査
3.発達障害に対する評価 WISC−III、K−ABCなど
4.広汎性発達障害の評価と対応 社会性や対人面の評価
5.ADHDの評価と対応、行動の評価 ADHD−RSなど
6.学習障害児の評価と対応、学習の評価 LDスクリーニング検査、読み書き検査など

II.臨床演習
 相談事例について、インテイク、発達検査、行動観察、報告書作成などを演習する
1.事例選択(知的障害、広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害、学習障害など)
2.担当者の選定
3.発達評価、発達検査など
4.報告書作成
5.保護者等への説明

III.事例報告・事例検討
相談担当事例について適宜、事例報告・事例検討を行う

IV.施設見学
 今年度は障害児幼児療育施設(京都府子ども発達支援センター)を予定している
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 適宜、資料を授業時にまたは事前に配布する。また、必要に応じて各自購入する 
授業の形式 演習 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業・演習への出席および事例報告、報告書の提出 
本授業に関する情報 臨床演習は相談者の都合等により本講義予定時間以外に行うことがある(主として火曜日)。また、演習の内容上受講数の制限を行うことがある。受講希望者は事前に問い合わせをすることが望ましい。 
その他 発達障害生理・病理特別演習IIIA、IIBを継続して受講できる者。M1の受講が望ましい。