科目名 |
英米文学特論IV |
クラス |
− |
授業の概要 |
本授業では、文学作品を解釈するのに必要な批評理論を学び、それを実際に作品に応用することで文学作品に対する分析力を深めることを目指す。授業では、テキストの前半部で実際の作品を精読し、さまざまな問題点について考えた後、後半部の批評論文を読み、それぞれの批評理論が実際にどのように作品分析に応用されているかを学ぶ。文学作品に内在するいろいろな意味や問題点を受講生自身が見極め、進化する批評理論を学びながら、文学の今日性を考察することを目標とする。 |
授業の到達目標 |
現代の批評理論を学び、実際に授業で精読する文学作品にそれを応用する技術を身につける。小説が描く様々な問題点を多角的に検証し、19世紀英国社会、文化への理解を深めながら、批評眼を身につけ、受講生独自の作品の解釈を目指す。 |
授業計画 |
第1回 イントロダクション 第2回 Chaps. 1−6 第3回 Chaps. 7−9 第4回 Chaps. 10−12 第5回 Chaps. 13−15 第6回 Chaps. 16−19 第7回 Chaps. 20−23 第8回 Chaps. 24−29 第9回 Chaps. 30−34 第10回 Critical History 第11回 Psychoanalytic Criticism 第12回 Feminist Criticism 第13回 Cultural Criticism 第14回 Marxist Criticism 第15回 授業のまとめ、今後の展望 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキスト Emily Bront?, Wuthering Heights (Bedford/St.Martin’s Press, 2000) ISBN: 0312256868 参考文献 W. L. ゲーリン他著、日下洋右、青木健訳 『文学批評入門』(彩流社 1986)他の参考書、文献については、授業中に指示する。 |
授業の形式 |
講義と演習 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席および口頭発表 40% 期末レポート 60% |
本授業に関する情報 |
小説を通読し、論文を精読するクラスであり、一度にかなりの分量の英語を読むので、毎回の予習は必須である。発表のためのリサーチはもちろん、他の院生の発表へのコメントなど、授業への熱心な参加を求める。 |
その他 |
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