科目情報
科目名 総合的学習の構築 
クラス − 
授業の概要 総合的な学習のなかで特にテーマを選択し、幅広いテーマをいかに教材化しカリキュラム化するかを演習的に検討する。そのため,国内を問わず広く海外にも目を向け様々な総合的な学習について調査し,ともに検討する。 
授業の到達目標 総合的な学習や教科横断的な活動など,一つの教科の枠内にとどまらない教育活動の現状と課題について理解し,そうした学習を組織化するための考え方を学ぶ。   
到達目標 (1)国内外の現状について概括的な理解をする  (2)カリキュラム開発のための考え方を理解し,指導案を作成できる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション − 
総合的学習の現状と課題について講義。総合的学習の時間について確認し,その意義の再検討を行う。その上で,何が課題かを議論したい。 
2理論と実践とはいかに関わるか − 
教育実践における理論の役割について解説。体験や経験は重要だが,それを積み重ねるだけではたしかな認識には至らない。どのような体験や経験が必要なのか,理論がどのように関わるのかを議論する。 
3教材・カリキュラム開発のために(1)−英国GCSEカリキュラムから学ぶ−
英国のエキストラ・カリキュラムであるCASEを紹介し,その考え方について解説する。 
4教材・カリキュラム開発のために(2)  教育内容をどう選択するか        
総合的な学習の教育内容について検討する。どのような教育内容がふさわしいのか,様々な事例を参考にして,ともに検討する。 
5教材・カリキュラム開発のために(3)  授業の論理を考える            
授業をどのように造り上げるのか,総合的な学習の特質を押さえた上で検討する。授業論の5つの視点を紹介し,それについて実例を検討したい。 
6カリキュラム開発のための認識論 −認識論に則った分析の視点と構成の方法       
カリキュラム構成の基本に認識の昇り降りを据えて,単元計画や新しい指導案の作成法を紹介する。 
7国内外の関連する研究を集める(1) 
以下は参加者による「総合的な学習」内容の調査・研究に基づく検討会を行う予定である。本時間では,調査したい研究テーマを出し合い,お互いに検討する。また,調査方法等についても検討する。 
8国内外の関連する研究を集める(2)  テーマに基づく調査                   本時間では,希望テーマに基づく調査の中間発表を行い,調査内容や方法について共に検討する。    
9国内外の関連する研究を集める(3)  テーマに基づく調査                   本時間では,希望テーマに基づく調査の中間発表を行い,調査内容や方法について共に検討する。 
10国内外の関連する研究の検討(1)  調査内容の発表と討論                 
発表を30分程度とって,しっかりとした発表を行う。各時間,2〜3名程度の発表を行い,共に検討する。 
11国内外の関連する研究の検討(2) 同上   
12国内外の関連する研究の検討(3) 同上 
13国内外の関連する研究の検討(4) 同上 
14国内外の関連する研究の検討(5) 同上 
15まとめ   
多くの事例を通して学んだことがらについて,ふりかえりを行い,総合的な学習の内容や構成に関する考え方を確認する。 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキストは特に指定しない。資料配布する。 
授業の形式  
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席、参加度、発表内容によって評価する。 
本授業に関する情報  
その他