科目情報
科目名 子どもの遊びの心理学実践論 
クラス − 
授業の概要 乳幼児期および学童期の子どもの遊びについて保育的指導論の観点および実技指導の観点から論究する。具体的には2種類の遊びの実践(実例)を取り上げて、@空想の人物を対象にした探検遊びの実践の経過そのものから学びつつ指導あるいは計画論のあり方を議論し合うと同時に遊びを成立させうる地域的諸条件についても論究しあう。A特に土遊びを素材に取り上げて、実技を交えて、その技能の習得をめざしつつ、現代の子どもの遊びをめぐる諸問題について議論する。 
授業の到達目標 代表的な二つの遊びを検討材料にしながら、幼児期および学童期の子どもの遊びへの実践的関わりのあり方について心理学の立場から理解を深めることが授業の到達目標であり、テーマは子どもの遊びへの実践的関わりの心理学である。 
授業計画
内容
1イントロダクション、授業概要の説明
特に本授業で2種類の遊びを取り上げる理由について講義する。 
2取り組みのきっかけ
空想の人物や存在が実在するかのように思いこんでそれを探検する探険遊びの実例にもとづいて、その実践経過を読解しつつ討論を行うのであるが、今回は取り組みのきっかけに焦点を当てる。 
3準備段階での諸問題
空想の人物や存在が実在するかのように思いこんでそれを探検する探険遊びの実例にもとづいて、その実践経過を読解しつつ討論を行うのであるが、今回は準備段階での諸問題について報告し、議論する。 
4最初の働きかけまでの諸問題
空想の人物や存在が実在するかのように思いこんでそれを探検する探険遊びの実例にもとづいて、その実践経過を読解しつつ討論を行うのであるが、今回は最初の働きかけまでの諸問題を扱う。 
5最初の働きかけ以後の展開過程
空想の人物や存在が実在するかのように思いこんでそれを探検する探険遊びの実例にもとづいて、その実践経過を読解しつつ討論を行うのであるが、今回は最初の働きかけ以後の展開過程に焦点を当てる。 
6実践のエンディングのあり方
空想の人物や存在が実在するかのように思いこんでそれを探検する探険遊びの実例にもとづいて、その実践経過を読解しつつ討論を行うのであるが、今回は実践のエンディングのあり方に焦点を当てて議論する。 
7乳幼児期と学童期の比較検討
探険遊びの実例にもとづいて、その実践経過を読解しつつ討論を行うのであるが、今回は類似した実践を視野に入れて、乳幼児期と学童期を比較検討する。 
8「光る泥だんご」を扱う理由とその全体像
子どもの土遊びの概要について講義を行い、本授業で「光る泥だんご」を扱う理由とその全体像についてイントロダクションを行う。 
9映像を資料として技能を学ぶ
土遊び実践の実際を学ぶ前に、予備的に映像を資料として技能を学ぶ。資料としては「光る泥だんごDVD」(制作:加用文男:ひとなる書房2007年版)を用いる。 
10初歩的な実技経験
土遊びの技能習得を目指した実技。初歩的レベルの実技指導。土の選択、土と水の関係、球体作りなどなどについて初歩的な実技経験を通じつつ講義する。 
11土遊びの技能習得を目指した実技
球体作りの補論と脱水の必要性について実技を交えて講義しつつ幼児および学童期の子どもが取り組む場合の特徴について講義する。 
12土遊びの技能習得を目指した実技
表面の皮膜作りについて実技を交えて講義しつつ幼児および学童期の子どもが取り組む場合の特徴について講義する。 
13土遊びの技能習得を目指した実技
土台作り、球体作り、脱水、皮膜作りおよび磨きという初級法の作り方の全経過を学び終える。 
14土遊びの技能習得を目指した実技
初級法の限界について講義し、上級法の作り方の基本について、脱水以降、皮膜づくりの違いなど、具体的な手続きを実技を通じつつ学ぶ。 
15授業全体のまとめ
幼児期および学童期の子どもたちにとっての探検遊びの意義、および土遊びの意義について。および土遊びの技能についての補足。 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 「忍者にであった子どもたち」(加用文男:ミネルヴァ書房)
「光る泥だんご:DVD」(ひとなる書房) 
授業の形式  
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業時のレポートおよび実技の評価による。それぞれ配点50点。 
本授業に関する情報  
その他