| 科目名 |
地理学臨地実習 |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
◆特定地域における野外実習、およびそれに先立つデスクワークを通じて、地域を多面的に理解する。
◆今年度の特定地域(現地実習の実施地域)は、愛媛県の松山市である。テーマは「城下町の都市構造と現代都市の魅力づくり」。
◆現地実習の概略：現地で２泊、現地集合(松山)＆現地解散(松山)を予定している。松山集合は８月（４月の予備登録の開始時までに香川研究室のドア横の掲示板に貼り出す）の午前１０時１５分にＪＲ松山駅なので、集合当日に京都を発つ者は６時前に京都駅を出て、新大阪から新幹線と在来線特急を利用することが必要。松山解散は集合日の翌々日の午後とする。 |
| 授業の到達目標 |
実社会では、教育現場・公務・民間企業を問わず、地域を理解し地域固有の問題を解決していく能力が要求される。そのためには、当該地域をめぐる先行研究の渉猟、各種データの分析などのデスクワーク（インドアワーク）と実地での調査・観察（フィールドワーク）の双方をこなせる力量が必要である。本授業科目は、特定地域についての理解・分析能力に富む人材育成を目標としている。 |
| 授業計画 |
◆４月中：予備登録（香川研究室＝Ｂ棟３階）⇒前期開講日の正午に予備登録用紙を香川研究室のドアに貼付する。受講希望者は、特に下の「その他」欄に記載した内容を了承のうえ、予備登録用紙に必要事項を記入すること。
◆５〜７月：月に１〜２回の事前学習(受講生による論文紹介と質疑応答など）
◆８月：２泊３日の行程で現地実習を実施（現地での簡単なフィールドワーク及び宿舎での討論）する。現地解散日から一週間以内に1,600字程度のレポートを提出。レポート課題については現地実習中に指示する。
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| テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
◆テキストは使用しない。
◆過去４分の本授業科目の実施記録は、京都教育大学教育実践研究紀要３号(2003)、同５号(2005)、同７号(2007)、同９号(2009)を参照のこと。それぞれに所収されている論文タイトル（副題省略）は、３号が「東京を歩く」、５号が「道央探訪」、７号が「長崎ば、さるかんね」、９号が「道南〜道央のエクステンシブ型フィールドトリップ」。このうち７号と９号については、インターネットでも閲覧が可能（ただしアクロバットリーダーが必要）であるが、３号と５号については附属図書館で閲覧のこと（７号と９号についても閲覧可能）。
◆事前学習における論文検索については、各種検索エンジンを活用するか、Ｂ棟３階の地理学演習室に収蔵している『地理学文献目録』（第１集〜第１２集）を利用すること。なお、第１２集については、平成２１(2009)年３月末に刊行予定である。 |
| 授業の形式 |
５〜７月：演習形式による論文紹介と討論（デスクワーク[インドアワーク]）
８月：現地実習（フィールドワーク） |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
５〜７月の事前学習への出席状況：１５％
５〜７月の事前学習における積極性：１５％
８月の現地実習への参加：４０％
８月の現地実習での積極性：１５％
解散日から一週間後が締切のレポートの内容：１５％ |
| 本授業に関する情報 |
現地までの交通費、宿泊料金や食費の合計で４万円前後を要する。 |
| その他 |
◆受講生数が多過ぎると円滑な授業運営が出来ないため、今年度は本授業科目と「地理学特講（＝本授業科目との共通開講科目）」の両者を合わせた予備登録者数の上限を１５名に設定する。ただし、この数値は「地域環境学臨地実習（＝環境学コースに設置の、本授業科目との共通開講科目）」の予備登録者数によっては、５名を上限として２０名まで増加することがある。
◆予備登録後の取り消しは、真に受講を希望する学生の妨げになるので、事前学習や現地実習の日程、所要費用などを熟考のうえ予備登録を行うこと。 |