科目名 |
近現代史演習IB |
クラス |
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授業の概要 |
『新潟県史』資料編12(幕末編)、同資料編13(近代編1)に収められた戊辰戦争関係の史料を読む。幾つかの史料群を割り当て、その内容について報告してもらう。出てくる事項を、単に辞典や概説書で調べるだけでなく、なるべく資料集や回想記を使い、その位置づけを自分で考えてほしい。研究書の説明を引用する時にも、その説明がどのような史料や根拠にもとづいているのかを、常に明示してほしい。 |
授業の到達目標 |
活字化された幕末維新期の原史料を読み、その内容を理解すると共に、関連する史資料を探す力を養う。その上で、同時代史料をもとに論を組み立てる歴史学の基本的技法(後代の編纂物や歴史書に寄り掛からない方法)を習得する。また、ある時期の社会の位置づけには、その前代までの状況を究明することが欠かせないということを理解する。 |
授業計画 |
1.戊辰戦争の概略に関する説明 2〜3.史料や資料集についての説明、史料を読むトレーニング 4〜5.報告のモデルの提示 6〜15.報告 |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキストは『新潟県史』をコピーしたものを配布する。報告前には、近現代史演習室の『新潟県史』通史編5、6を読んで時代背景を押さえ、『長岡市史』資料編3、『山口県史』資料編6などの関連史料に目を通し、レジュメをつくることとする。新政府の官報に当たる『太政官日誌』1、2や、史料情報が多く含まれた『維新史料綱要』8、9、『維新史』5、『復古記』6、7も置いておくので参考にしてほしい。出てくる地名は、『新潟県の地名』(平凡社刊)などで押さえておくこと。 |
授業の形式 |
演習 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
報告の内容(60%)と出席点(40%) |
本授業に関する情報 |
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その他 |
平成17年度以前入学生用。3回生対象。平成21年度まで開講。 |