科目情報
科目名 近代工業技術 
クラス − 
授業の概要 私たちの生活は多くのモノと情報に支えられている。多くの場合、モノ自身あるいはその生産過程や情報の生成、処理、伝達過程には電気が関わっている。それは、電気の柔軟な変換性に依るところが大きく、電気が基幹エネルギーとなった所以である。電池の発明から210年、電力事業の創始から130年近くが経過しているが、20世紀は電気の世紀とも呼ばれるほど、電気技術は急速な発展を遂げた。さまざまな応用分野が開拓され、現代の社会は電気なしでは成立しえない状況である。このような電気の技術的な発展過程を概観し、電気に関する基礎概念の構築を図る。 
授業の到達目標 電気は現代社会に欠かすことのできない基幹エネルギーである。しかし、電気は直接見えないことも手伝い、よく分からぬままブラック・ボックスとして扱われている。電気を用いた、さまざまな応用技術の基本的な考え方を電気・電子技術の発展過程と現状を通して理解し、安全で有効な電気エネルギーの利用法が考えられるようになることを目標とする。 
授業計画
内容
1身近な電気 −雷と静電気− 
2電気の力 −クーロンの法則− 
3ボルタの電池 −オームの法則− 
4ファラデーと発電機 −電磁誘導の法則− 
5エジソンの中央発電所 −電力事業のはじまり− 
6送電ロスを小さく −直流から交流へ− 
7電力を伝えるのは二本の電線? −単相交流と三相交流− 
8照明1 −ジュール熱と白熱電球− 
9照明2 −蛍光灯とLED− 
10動力1 −いろいろなモータ− 
11動力2 −回転数の制御− 
12照明技術から生まれた真空管 
13半導体とトランジスタ 
14LSIを実現する超微細加工技術 
15制御とセンサ 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキストは指定しない。資料を配布する。  
授業の形式 講義形式で行う。
ほぼ毎回レポートの提出を求める。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 講義への参加態度 40%
レポート 60% 
本授業に関する情報 特記事項なし 
その他