科目情報
科目名 知的財産教育論 
クラス − 
授業の概要 知的財産に関する基礎理論とその応用的各論について学び、特に小中高における知財意識の教育を検討する。可能ならグループによる知的財産に関するカリキュラム作成などを行う。 
授業の到達目標 1.知的財産の概念とその法的扱いに関する基本点を理解する。
2.他人の権利を尊重し、自分の権利を守ることを学ぶ。
3.教育活動における取り扱いを検討し、教育現場での知財意識の醸成方法を知る。
4.学習者の知財意識を高めるような授業の実践力を養成する。 
授業計画 4月19日(月)から開講し,7月12日(月)に終了する。その間,5月6日は授業を休止し,この日と4月12日,7月26日の3日分の替わりに6月5日(土)の3〜5限目に集中で実施する。

【I】1回(4/19) オリエンテーション及び基礎理論編  担当:大西正夫(日本弁理士会近畿支部)
  ・授業の目的・方法,知的財産とはなにか(著作権、産業財産権など)
  ・今なぜ知的財産か?その社会的背景 など 
【II】2-3回(4/26,5/10) 授業の展開方法と事例  担当:大西正夫(日本弁理士会近畿支部)
  ・知財の基本について、模倣品対策について
  ・日本弁理士会近畿支部が開発・実施している小中学生用知財授業の概要
  ・学生による小中学校用知財授業に使用可能な発明のピックアップとプレゼンテーション
【III】4−6回(5/14,21,28),10-14回(6/7,14,21,28,7/5) の計8回 知財教育の実践研究の事例  担当:本学教員
  ・民話、デザイン、京野菜、先端技術などに関する知財教育の具体的な事例と、その教育的・授業論的な考え方、評価など
  (各 2回ずつ)。
【IV】 7-9回(6/5,集中講義) 知財教育に関する基礎知識と課題  担当:上野耕史(文部科学省 教科調査官)
 ・全国の小・中・高校の知的財産教育に関する一般的傾向と実践の様子および課題などについて講義する。
【V】15回(7/6-11) 成果発表会に向けての準備(自宅または図書館などにおける自主学習) 担当:学生各自
【VI】16回(7/12) 成果発表会  担当:本学教員
 ・交流と討論
 ・提出レポートから、何件かを発表。 

なお,上記の日程については授業の進行上,変更することもある。 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 適宜資料配布 
授業の形式 講義、発表 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業での発言などの態度や活動状況、プレゼンテーション、レポートなどで総合的に評価した上で,欠席率に応じて減点する。 
本授業に関する情報 本授業に関する情報 【III】デザインに関する2回分の授業については、学外施設における実地学習のため、6月〜7月に別日程で実施する。 日時・集合場所等の詳細については、掲示板などで連絡するので注意すること。 
その他 本授業は平成22年(本年)度まで実施の予定である。受講希望者は今回必ず受講すること。