科目名 |
国際教育協力論B |
クラス |
− |
授業の概要 |
国際開発における理論の変遷、近年の主要な課題、国際協力の実施手法について講義する。これら国際開発や国際協力の基礎的知識を習得したうえで、映像資料等によって具体的な事例を紹介し、国際協力の現場で直面する問題とそれを解決しうる方法を考えていく。 |
授業の到達目標 |
1. 開発理論、国際協力、開発の実施手法、なかでもとくに近年の開発潮流である貧困削減、住民参加型開発について基礎的な知識を習得する。それにより、途上国への教育協力が、国際的な開発潮流のなかでどのように位置づけられるのかを理解する。 2. 近年の開発理論や開発手法の問題点、開発協力の現場において開発実務家が直面する問題を理解し、それらの問題を解決しうる方法を考える力をつける。 3. 上記1と2の目標を達成することで、日本の子供たちに途上国の貧困や開発について学び、考えてもらう開発教育を実施できるような力をつける。 |
授業計画 |
■ 国際開発・国際協力概説 1. 国際開発をめぐる理論の変遷 2. 貧困とは何か1 [映像資料] 3. 貧困とは何か2 −近年の開発潮流− 4. 貧困と飢餓の撲滅−ミレニアム開発目標− ■ 農業・農村開発 5. 農業・農村開発をめぐる取り組み 6. 農村世帯の生計戦略−生計アプローチ− 7. 開発途上国における食糧危機 ■ 国際協力の現場から 8. 国際協力とは何か1 [映像資料] 9. 国際協力とは何か2 10. 開発をめぐる住民参加型手法と住民組織化 11. 住民参加型手法における問題点 ■ アフリカ 12. アフリカ経済の抱える問題 13. アフリカにおける開発の動向 14. アフリカにおける地域社会の可能性 ■ まとめ 15. 世界の貧困は終焉できるか |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
教科書は特に指定しないが、参考書として斎藤文彦(2005)『国際開発論』日本評論社、下村恭民(2009)『国際協力−その新しい潮流(新版)』有斐閣選書、佐藤寛(2005)『開発援助の社会学』世界思想社をあげておく。その他、授業中にも適宜紹介する。 |
授業の形式 |
プリントやパワーポイント、映像資料に沿って講義を進める。また、国際協力の個別事例を紹介し、国際協力の現場で直面する問題とその解決方法について考えてもらう。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
課題レポートによって評価する。評価方法の詳細については、第1回の講義で説明する。 |
本授業に関する情報 |
本講義を履修するに際し、講義内容のより良い学習とより深い理解のために、前期の国際教育協力論Aを履修していることが望ましい。 |
その他 |
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