科目情報
科目名 エネルギー環境教育論 
クラス − 
授業の概要 10月9日ー11日に集中で実施する。福井県若狭町にある「かみなか農楽舎」で冬野菜の収穫,郷土料理作り,魚の干物作り,ニワトリの解体,ウマ,イヌ,ネコの世話,薪割り,ソバ打ち,餅つき,ドラム缶風呂・温泉体験などの実習を行い,エネルギーの節約を考慮した生活について体験的に学習する。最後に,まとめのレポートの作成を行う。
 なお,本授業は「栽培と飼育の実践II」の授業の一部と合同で実施する。従って,どちらかしか受講登録できない。 
授業の到達目標 現代の私たちの生活はエネルギーを大量に使うことを前提に成り立っていることを認識するとともに,生活を工夫することでエネルギーを節約して生活できることをも理解し,現代社会およびこれからの私たちの生活のあり方について考察する。 
授業計画 まずはかみなか農楽舎まで行く。かみなか農楽舎では,2泊3日で郷土料理作りをはじめとする地方の農村の文化と生活を学習する。ソバを自ら打ち,地元で捕まえたイノシシで鍋料理を作り,生きたニワトリを解体して肉を取り,囲炉裏で焼き鳥にする。夜には地元の温泉を体験する。土屋・松井両教員が指導に当たる。授業の内容は毎年少しずつ変わるが,概ね以下のような時間配分となる。

省エネルギーの郷土料理作り(3コマ分)
CO2負荷のないご飯炊き(3コマ分)
食のマイレージが最小となるニワトリ料理(4コマ分)
化石エネルギーを使わないシジミ漁(3コマ分)
CO2吸収を促す植林事業(3コマ分)
資源節約型のもの作り(陶芸)(2コマ分)
究極の省エネソバ打ち(2コマ分)
究極の省エネ餅搗き(2コマ分)
地熱エネルギーの生活利用(1コマ分)
CO2負荷のない風呂沸かし(2コマ分)
省エネ・省資源型の家畜飼育(3コマ分)
など。これらの中から15コマ分,受講生の希望で選択する。 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 現在ではロハス的な生き方の本や雑誌が数多く出版されているので、これらを参考にしてほしい。映像物も多く出ており,テレビ等でも多くの放映がある。また,エネルギー環境教育に関する本も多く出版されている。 
授業の形式 実習が主であるが,その前後や実習中に説明等の講義を入れることになる。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) おおむね,授業中の態度・取り組み度合い7割,最後に提出するレポート3割の配分で評価する。 
本授業に関する情報 本授業は,学外の集中授業となることに注意。 
その他 学外の実習であるので,交通費,宿泊費,実習費が必要となる。交通費は学校団体として通常料金の半額,宿泊費は1泊当たり3食付き3000〜5500円程度である。