科目名 |
幼児心理学総論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
乳幼児期の主たる活動形式である遊びについて深めることで、乳幼児期の特徴と発達を知る。そのために、(1)想像性、社会性の面からみた代表的な幼児の遊びを取り上げて、その実際的な姿を知りつつ、交差分化説の観点に立った遊びの発達観を学ぶ。具体的には、想像性と社会性はどんな遊びの中にも浸透してくる特徴には違いないがそれが典型的に現れてくると、ごっこ遊び・描画(融合的想像性)、劇・描画(手段的想像性)、探検遊び(迫真的想像性)、ルールのある遊び(対立的協力的社会性)などとなって登場する。これらの遊び(劇および劇遊びについては3回生対象の「言葉(保)」で扱う)形態の発達的交差と分化の実態を実例を通じて学ぶ。(2)このような遊び形態の中で子どもたちが経験し、そして耕されていく情動・感情について、具体的な保育実践例を素材に学ぶ。あわせて情動・感情研究の現状について入門的知識を得る。 |
授業の到達目標 |
保育場面で見られる乳幼児期の子どもの遊びの実際について学びつつ、そういう経験の中で子どもたちの感情が豊かに耕されている実態を知る。 |
授業計画 |
1.イントロダクション 2.ルールのある遊び・・・実技と講義を通じて、感情交流的対立と目標対立の相違をつかみ、かつ遊びの中で見られる幼児のプライドについて知る・・・その一 3.同上・・・その二 4.同上・・・その三 5.幼児のごっこ遊び・描画について・・・その一 6.同上・・・その二 7.同上・・・その三 8.探検遊びについて・・・その一 9.同上・・・その二 10.同上・・・その三 11.探検遊び関連の諸問題・・・その一 12.同上・・・その二 13.まとめ・・・交差分化説 13.情動・感情と認知発達・・・その一 14.同上・・・その二 15.まとめ |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
「子ども心と秋の空」(加用文男) |
授業の形式 |
講義 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業中の複数回の小テストによる |
本授業に関する情報 |
特記事項なし |
その他 |
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