科目情報
科目名 英米文学講読IB 
クラス − 
授業の概要 19世紀イギリス小説を読む。Thomas Hardy の短篇集 _Life's Little Ironies_ と _The Wessex Tales_ より3つの作品をとり上げる。Hardyがこれらの作品を書いた1880〜90年代、西欧世界では、科学技術が急速に発達し人間の生活を大きく変化させた。「進歩」の波に翻弄される者、取り残され因習から逃れられない者、自分の意志だけでは動かしようのない運命に捕らえられる人間の姿を、Hardyは冷静に描いてみせる。時代背景を踏まえて作品世界を味わいながら、小説を読み、解釈・鑑賞する力をつけていってもらいたい。 
授業の到達目標 小説を精読することを通して、英文読解力を養う。
小説の背景となっている19世紀のイギリスの文化や社会について理解を深める。 
授業計画 以下の予定で進むつもりだが、受講生のみなさんの様子によって進度は調整する。
内容
1授業予定の説明 
2'To Please His Wife'(1) 
3'To Please His Wife'(2) 
4'To Please His Wife'(3) 
5'To Please His Wife'(4) 
6'To Please His Wife'(5) 
7'The Son's Veto'(1) 
8'The Son's Veto'(2) 
9'The Son's Veto'(3) 
10'The Son's Veto'(4) 
11'The Son's Veto'(5) 
12'The Melancholy Hussar of the German Legion'(1) 
13'The Melancholy Hussar of the German Legion'(2) 
14'The Melancholy Hussar of the German Legion'(3) 
15'The Melancholy Hussar of the German Legion'(4) 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 [テキスト] Thomas Hardy 著 田代三千稔 編注、To Please His Wife And Other Stories(英宝社) 
授業の形式 演習形式。学生の担当者が指定された箇所の和訳や要約を行い、教員がそれに解説を加える。担当者は授業当日に指名する。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業態度+発表内容30%、期末試験70%により、総合的に評価する。
※出席(授業への積極的な参加)を重視する。授業回数の1/3以上欠席した場合は不合格とする。30分以上の遅刻・早退は欠席とみなす。また、遅刻・早退・退出 は3回で1回の欠席とみなす。  
本授業に関する情報 ・前期に開講される英米文学講読IBと後期に開講される英米文学講読IIBは、それぞれ独立した授業であるが、同じ作家の作品をテキストに使用し、前期の授業内容をもとに後期の内容を展開する予定である。後期のみを受講する場合は、前期に扱う作品をあらかじめ読んで把握しておいてほしい。
・必ず予習してくること。予習をせずに授業中に辞書を引くといった行為は認めない。
・授業に辞書を持参すること。 
その他