科目名 |
英語音声学実習 |
クラス |
− |
授業の概要 |
本授業のテーマは「文法と発音」である(対象は2回生以上)。形式と意味の対応関係に一定のルールが存在するように、音声言語としての英語にも一定のルールが存在する。文法に対して音法とでも呼ぶべきルールを習得することは、英語を話すためにも、聞き取るためにも重要であると言える。本年度の授業では、英語のリズム、強勢(アクセント)を重視し、チョムスキー博士とハレ博士の壮大な研究を取り上げ、英語の強勢体系、音調曲線について講義する。理屈抜きの口まねではなく、英語の発音について理論を学ぶ。 |
授業の到達目標 |
1.生成音韻論の基本的な考え方と教育に役立つ知見を学習する。 2.英語の強勢体系の中核となる主強勢規則、交替強勢規則、強勢再調整規則などを学習する。 3.中学校、高等学校での発音指導に役立つ英語の音法について学習する。 |
授業計画 |
音韻論の基本について講義し、徐々に生成音韻論の考え方や英語の強勢体系についての理解を深めていく。 1.オリエンテーション(地ならし) 2. 英語のリズム 3. 生成文法の音韻論 4. 生成文法の音韻論 5. 発音と文法 6. 主強勢規則 7. 主強勢規則 8. 交替強勢規則 9. 強勢再調整規則と第2アクセント 10. 音韻論・文献講読 11. 英語のイントネーション 12. 発音指導への応用 13. 発音指導への応用 14. 認知言語学の音韻論 15. 授業のまとめ |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキスト: 講義資料、演習用教材をプリントにして配布する。
参考書: 今井邦彦『ファンダメンタル音声学』ひつじ書房 水光雅則『発音と文法』大修館書店 吉村公宏編『認知音韻・形態論』大修館書店 |
授業の形式 |
講義と演習 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
学期末試験(40%)、授業への参加態度(30%)、課題提出・小テスト(30%) |
本授業に関する情報 |
1.小テスト以外に、やや長めのリスニングの練習問題も演習形式で、適宜実施する。 2.本授業は 2回生以上 での履修とする。 |
その他 |
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