| 科目名 |
被服科学 |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
繊維集合体である布の力学特性，表面特性，風合い，熱・水分・空気の伝達特性などについて，被服の要求性能と関連づけながら解説する．また，被服材料の各種加工や染色について解説する．学習したことをより深めるために，アパレル関連企業の訪問あるいは実験を行う． |
| 授業の到達目標 |
布（繊維集合体）は，繊維，空気，水分から成る複合材料である．繊維の性質と集合体構造により決定される布の性質が被服材料としての要求性能を満足していることを理解する．また，布の実用性能を向上させるための手法である加工や染色についての知識と理解を得る． |
| 授業計画 |
１．被服に要求される品質と被服材料に要求される性質
２．布の性質：力学的特性
３．布の性質：力学的特性と性能
４．布の性質：熱・水分の伝達特性，その他の性質
５．アパレル関連企業訪問あるいは布の性質を知る実験：吸湿性
６．布の性質を知る実験：保温性・断熱性
７．被服加工：紡糸技術，加工準備工程，整形加工
８．被服加工：風合い改良加工
９．被服加工：衣服内気候制御加工
１０．被服加工：安全性向上加工，その他の被服加工，高強度繊維
１１．被服加工を知る実験：耐熱性
１２．アパレル関連企業訪問あるいは被服加工を知る実験：綿の改質・マーセル化
１３．布の染色：染色の定義，染料分子の基礎的性質
１４．布の染色：染色助剤，染色堅牢度
１５．布の染色を知る実験：各種繊維の合成染料による染色実習
１６．期末試験 |
| テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
【テキスト】
「新被服材料学」 軍司敏博編著 （建帛社）
【参考書】
「被服の資源と被服材料」 日本家政学会編 （朝倉書店）
「被服造形材料」 小口登著 （建帛社）
「現代被服整理学」 桜田一郎監修 （化学同人）
「やさしい繊維の基礎知識」 繊維学会編著 （日刊工業新聞社）
「衣環境の科学」 田村照子編著 （建帛社）
「衣生活の科学」 谷田貝麻美子，間瀬清美編著 （アイ・ケイコーポレション）
「染色の化学」 黒木宣彦著 （槇書店）
「アパレル染色論」 文化服装学院編 （文化出版局） |
| 授業の形式 |
パワーポイント，配布資料を使用した，講義形式で行う． |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
期末試験５０％，個別発表内容２０％，レポート３０％として評価する．但し，２／３以上の出席で評価対象とする． |
| 本授業に関する情報 |
白衣を使用することがあるので用意すること． |
| その他 |
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