科目情報
科目名 論理基礎 
クラス − 
授業の概要 前半に命題論理,後半にブール代数の講義を行う。 
授業の到達目標 1.命題論理とブール代数を学習することにより、プログラミング時の論理演算について理解を深める。
2.ブール代数の応用として、組合せ論理回路の設計ができるようにする。
3.順序回路については、どのように動作しているかが理解できるようにする。 
授業計画
内容
1授業全体のオリエンテーション
命題論理 (1) 命題論理式とは,真理値表 
2命題論理 (2) 意味の木,標準形 
3命題論理 (3) 公理系,演繹定理 
4命題論理 (4) 公理系,完全性定理 
5ブール代数 (1) ブール代数式とは,真理値表 
6ブール代数 (2) ブール代数式の性質,ブール代数式の変形 
7ブール代数 (3) 双対性,拡張ド・モルガン則 
8ブール代数 (4) カルノー図を用いた、ブール代数式の簡単化 
9ブール代数 (5) クヮイン・マクラスキー法を用いた、ブール代数式の簡単化 
10ブール代数 (6) 進数変換 
11ブール代数 (7) 各種コード(2−5進コードやグレイコードなど),ブール代数の公理系 
12ブール代数 (8) 組合せ論理回路の設計の基礎編 
13ブール代数 (9) 組合せ論理回路の設計の応用編(加算器と減算器) 
14ブール代数 (10) 順序回路の基礎編 
15ブール代数 (11) 順序回路の応用編 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキスト: 本授業全体をカバーする市販の適当なテキストが存在しないため、使用しない。
参考書及び自学学習についての情報: 命題論理のみを扱った適当な参考書が市販されていないため、紹介できず、申し訳ない。ただし、命題論理より複雑な論理を解説するための基礎として、1章分、命題論理が載っている場合が多いので、これらは、授業中に紹介する。ブール代数と組合せ論理回路についても、授業と難易度が同じで、カバーする範囲も同じ参考書は、市販されていない。難易度やカバーする範囲が多少異なるが、参考になりそうな本は、授業中、紹介する。 
授業の形式 講義を聞いているだけでは、なかなか頭に定着しないので、ある程度講義が進むたびに、机上で演習を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1) 期末テスト
(2) 小レポート
特に重要な項目に関して、授業中に小レポートを 5, 6 回出す。これを次の授業の開始時までに出せば、期末テストの点に加点する。小レポートには、提出義務はなく、このような特典があるだけなので、是非、がんばって提出して欲しい。 
本授業に関する情報 この科目の知識は、情報学を専門とする学生だけではなく、数学や言語学を専門とする学生にとっても、不可欠である。 
その他