科目情報
科目名 教育社会学特別演習 
クラス − 
授業の概要 教育社会学は、学校教育だけでなく地域や国家における教育を含めた広い意味の教育を社会学的に研究します。2010年代に入り、政治・経済がさらにグローバル化していくが、それぞれの国で「ナショナリズムと教育」を考えることは重要な課題となっています。本演習では、戦前日本の軍国主義、近年の新国家主義、各国におけるナショナリズムの教育との関係について考え、愛国心の教育について批判的に検討します。 
授業の到達目標 愛国心と教育の関係について考えることにより、平和の形成方法、教員と子どもとの関係性、教育の公共性について問い、日本の教育の未来について構想します。愛国心の教育を分析的にみることにより、教育と国の関係について社会学的に分析する方法の修得を目指します。 
授業計画 1.オリエンテーション
2.教育社会学の方法とは
3.戦後教育の概観
4.〜 14.受講生による報告・演習

 テキストは『リーディングス 日本の教育と社会 5 愛国心と教育』など
 目次は以下の通りである。
  1部 戦時・戦後教育における愛国心・国家主義
  2部 愛国心・国家主義教育についての提言
  3部 新国家主義
  4部 グローバル化のなかの教育と国家
  5部 愛国心教育と教育現場の自由
  6部 愛国心・ナショナリズムへの批判的検討 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 大内裕和編著『リーディングス日本の教育と社会 5 愛国心と教育』日本図書センター
市川昭午監修・編著『資料で読む戦後日本の愛国心』第1巻〜第3巻、日本図書センター 
授業の形式 演習形式で行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業参加度(30%)、授業での報告(30%)、期末レポート(40%)などにより評価する。 
本授業に関する情報 なし 
その他 なし