科目情報
科目名 教育課程論特論 
クラス − 
授業の概要 学校の教育課程を編成する上で重要となる「学力」観について考察する。とりわけ、「ゆとり教育」以後の「学力」をめぐって、どのような議論が展開されているのかについて、具体的な文献を取り上げて分析してみたい。2008年3月に改訂された新学習指導要領についても検討する。 
授業の到達目標 「ゆとり教育」が提起された1970年代後半以降、「学力」をめぐってどのような議論がなされてきたのかについて理解を深める。 
授業計画
内容
1オリエンテーション 
2生きる力と学力をめぐる議論1 学力モデルの探究 
3生きる力と学力をめぐる議論2 人間力の登場 
4ポスト近代社会と学力1 現代社会分析 
5ポスト近代社会と学力2 メリトクラシーの変化 
6ポスト近代社会と学力3 経済的観点 
7ポスト近代社会と学力4 「ポスト近代型能力」 
8能力観の変遷1 対人関係能力の位置づけ 
9能力観の変遷2 学習意欲と態度 
10能力観の変遷3 知識と技能  
11能力観の変遷4 個人と社会  
12「ポスト近代型能力」の特徴 
13新学習指導要領をめぐる議論1 経済と政治 
14新学習指導要領をめぐる議論2 学力の3要素  
15まとめ 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキスト:本田由紀『多元化する「能力」と日本社会』NTT出版、2005年。 
授業の形式 講義と参加者による発表 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 発表30%、期末レポート70% 
本授業に関する情報 2010年度開講、2011年度不開講 
その他