科目情報
科目名 社会科教育教科内容論V 
クラス − 
授業の概要 地理分野で扱う様々な地形(洪積台地・河岸段丘・海岸段丘・リアス式海岸等)の形成プロセス、およびそれらの土地における人間活動の特色について概観する。具体的には、北近畿において2泊3日の巡検を行い、様々な地形について、その自然地理学的性格と人間活動との関係を見て回る。また、北近畿には、自然地理学的に興味深いいくつかの事物が分布しているので、それらをも見学する。 
授業の到達目標 各種地形の形成プロセス、および各地形はその土地における人間活動に多大な影響を及ぼすことを理解する。特に、水を得やすいか否かがその土地の農業や工業の性格に大きな影響をおよぼすことを理解する。 
授業計画 6月:説明会・事前学習会(具体的日時は未定)
8月 or 9月:巡検(具体的日程は説明会時に調整)
 1日目
・由良川(京都府和知町)の河岸段丘における農業
・長田野(京都府福知山市)の洪積台地上の工業団地        
(京都府京丹後市泊)
2日目
・久美浜砂丘(京都府久美浜町)における農業(典型的な砂丘農業)
・丹後海岸の海岸段丘(京都府丹後町)における農業
・伊根(京都府伊根町)の海岸線の形状と舟家
・天橋立(京都府宮津市):砂州の形成とリアス式海岸         
(兵庫県城崎町泊)
 3日目
・玄武洞(兵庫県城崎町):古地磁気と大陸移動(百万年前は北極と南極が逆転)
・夜久野(京都府夜久野町)の溶岩台地における農業
・水分かれ公園(兵庫県氷上町):かつて、由良川は瀬戸内海に流れていた 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキストはない(資料を配布する)
自学自習用:貝塚爽平他 編集「日本の自然」シリーズ、全8巻(岩波書店) 
授業の形式 夏季休業中の巡検(集中実施)。なお、事前に説明会と学習会を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 事前と事後の報告書の内容、実習中の積極性等で評価する。 
本授業に関する情報 交通費と宿泊費のために、2万円程度が必要である。 
その他