科目情報
科目名 英語学特論II 
クラス − 
授業の概要 英語学の研究領域の中で、1.言語習得論 2.項構造構文の習得と語彙概念意味論 というテーマを取り上げる。具体的には、以下の2点が本授業の概要である。
1.E.Clark の言語習得論を読み、最新の研究成果を理解する。
2. 認知科学者・進化心理学者 S.Pinker の代表的な文献およびその関連文献を幅広く取り上げ、演習形式で講読する。
特にPinkerの研究では、Pinker(1989,2007)に重点を置く。 
授業の到達目標 1. 本授業の地ならしとして、Oehrle(1976),Mazurkewich&White(1984)等の古典的な論文から読み始め、それに並行してClark(2009)を精読し、言語習得論の最新研究について基本的な知識を得る。
2. 語彙概念意味論のアプローチとして評価の高いPinker(1989,2007)とその関連論文を取り上げ、連結規則と語彙(広域・狭域)規則に基づく習得理論を理解するとともに、今後の課題について各自が考察を深める。 
授業計画 1.オリエンテーション
2.生成文法の言語獲得論
3.Mazurkewich&White(1984)/Oehrle(1976)
4.Mazurkewich&White(1984)/Oehrle(1976)
5.Clark(2009)
6.Clark(2009)
7.Clark(2009)
8.Clark(2009)
9.Clark(2009)
10.Clark(2009)
11.Pinker(1989,2007)
12.Pinker(1989,2007)
13.Pinker(1989,2007)
14.Pinker(1989,2007)の関連論文
15.Pinker(1989,2007)の関連論文 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 主要テキスト:
Clark,Eve.(2009). First Language Acquisition.Cambridge University Press.(2nd edition)
Pinker,Steven.(2007). The Stuff of Thought: Language As a Window into Human Nature. Viking Press.
英文資料および講義資料はプリントにして配布する。

参考文献:
Langacker,Ronald.(2008). Cognitive Grammar−A Basic Introduction. Oxford University Press.
Pinker,Steven.(1989). Learnability and Cognition. MIT Press.
山梨正明(編)(2009).『言語習得と用法基盤モデル』研究社. 
授業の形式 講義と演習 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 学期末レポートの成績(50%)、授業中の口頭発表および課題提出(50%)を総合的に評価する。 
本授業に関する情報 特記事項なし 
その他