科目情報
科目名 ヨーロッパ文学特論IIB 
クラス − 
授業の概要 19世紀末に誕生した映画という新しいメディアは、文学の世界にも大きな影響を与えた。新しいメディアに大いなる好奇心を抱き、それと何らかの関わりをもつ文学者も少なくなかった。フランツ・カフカもその一人だった。カフカの日記には、「午後、映画」など、映画を見に行ったことを示す文がちりばめられている。また、自分が見た映画の感想を恋人フェリーツェに書き送ったりもしている。ともかく、映画狂ともいえるほどだったのである。この授業では、カフカの作品を読みながら、映画的手法をどのように文学作品の中に取り入れていったのかを探る。その中で、文学と映像表現の特徴、およびその可能性について考える。 
授業の到達目標 (1)カフカの作品を読みこなし、その文体的特徴を把握する。
(2)カフカは映画的手法をどのように文学作品の中に取り入れたのかを検討する。
(3)文字による表現と、映像による表現の特徴、違いなどについて考察する。 
授業計画
内容
1フランツ・カフカについて 
2カフカの日記を読む。 
3カフカの日記を読む。 
4カフカの作品を読む。(Die Verwandlung) 
5カフカの作品を読む。(Die Verwandlung) 
6カフカの作品を読む。(Die Verwandlung) 
7カフカの作品を読む。(Die Verwandlung) 
8カフカの作品を読む。(Die Verwandlung) 
9カフカの作品を読む。(Die Verwandlung) 
10カフカの作品を読む。(Die Verwandlung) 
11カフカの作品を読む。(初期の短編) 
12カフカの作品を読む。(初期の短編) 
13カフカは映画的手法をどのように文学作品に取り入れていったのかについて検討する(ディスカッション)。 
14カフカは映画的手法をどのように文学作品に取り入れていったのかについて検討する(ディスカッション)。
文字による表現と映像による表現の特徴、違いなどについても検討する。 
15授業のまとめ 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 Franz Kafka : Die Verwandlung 他。
授業時にプリントを配布する。 
授業の形式 講義+演習形式で行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 平常点50%、レポート50%による総合評価 
本授業に関する情報 特になし 
その他 特になし