科目名 |
社会問題論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
ローカルコミュニティは、現代社会において、近代化や産業化に逆行する、封建的・閉鎖的であるといったマイナスイメージを伴い理解されがちである。その一方で、近年は、環境問題・福祉政策・まちづくりといった社会的課題を乗り越えるための基盤として再評価されている。本講義では、このローカルコミュニティの構造と実践に注目し、それらを丁寧に多方面から考察することを通して、現代社会が抱える問題をとらえ直すことを目的とする。 |
授業の到達目標 |
1.社会問題を自己にひきつけて向き合う姿勢を身につける(「〜すべき・あるべき論」の克服) 2.ミクロ・マクロ双方の視点から社会問題を考察する力をつける |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | イントロダクション:社会問題とコミュニティ |
2 | コミュニティの構造1:空間、組織 |
3 | コミュニティの構造2:イエ概念、現代的家族 |
4 | コミュニティにおける実践1:祝う・願う |
5 | コミュニティにおける実践2:弔う・祀る |
6 | コミュニティにおける実践3:利用する・管理する |
7 | 小括とワークショップ1:コミュニティ的実践の諸相 |
8 | グローバリゼーションとローカルコミュニティ1:捕鯨に生きる人びとを例に |
9 | グローバリゼーションとローカルコミュニティ2:世界遺産を抱える地域を例に |
10 | グローバリゼーションとローカルコミュニティ3:消えたコミュニティを例に |
11 | 小括とワークショップ2:社会問題への対応の論理 |
12 | 海外のローカルコミュニティ1:経済的発展、観光産業、「伝統」の維持 |
13 | 海外のローカルコミュニティ2:家族観、ネットーワーク形成 |
14 | 小括とワークショップ3:ローカルコミュニティの比較 |
15 | 総括 |
|
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキストは特に指定しない。参考文献は講義中に適宜紹介する。 |
授業の形式 |
講義形式を基本とする。中間まとめとして、ワークショップ形式の授業を実施する予定。 なお、履修生にたいし事前に説明した上で内容を変更する場合がある。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
期末試験と平常点(小括時の課題)により総合的に評価する。 受講者の人数により期末試験を期末レポートに変更する場合もある。その際は、講義時に説明する。 |
本授業に関する情報 |
特になし。 |
その他 |
|