科目情報
科目名 社会活動論 
クラス − 
授業の概要 1.授業は、ボランティア活動並びにボランティア学習の意義と内容とに関する概論と、実際の活動の紹介を通じて具体的な社会の課題について理解を深める実践論から構成されている。
2.概論及び学校ボランティアについては本学の高乗が担当するが、実践論については学外講師を中 心に、その分野の専門家(実践家)が担当する。(授業計画で*が付された回)
3.講義形式を基本とするが、ワークショップ形式等,受講者が主体的に参加する形態も取り入れた授業を行う。 
授業の到達目標 1.ボランティア活動の意義及びボランティア教育の意義が理解できる。
2.学校ボランティア活動を通じて、体験を通じて学ぶことの意義と方法を理解することができる
3.障がい者福祉についての課題とその取組みの現状を理解することができる。
4.多文化共生社会に向けた課題とその取組みの現状を理解することができる。
5.ボランティア教育の重要性と活動の実際について理解を深めることができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション  
2ボランティア活動とは:ボランティア活動とはどのような活動をさすのか。その起源に触れながら,今日的意義について考える。 
3ボランティアを通じた学び:ボランティア活動を通してどのような学びや成長があるのか。日米の若者のボランティアに対する意識調査をもとに考える。 
4学校ボランティア活動による学び(1):スクールボランティア活動を通して学んだことは? 実際の活動に参加している本学学生へのインタビューをもとに,学びの実際に触れる。 
5学校ボランティア活動による学び(2)*:学校教員の視点から見たスクールボランティアの学びとは? ボランティア学生を受け入れている学校の校長先生が語るスクールボランティアの意義。 
6社会教育におけるボランティア活動と学び(1)*:子どもを社会全体で育てるとは? 子育て支援のNPO団体が展開する様々な活動の概要を知ることを通して,社会の教育力について考える。 
7社会教育におけるボランティア活動と学び(2)*:ボランティアな生き方とは? NPO活動を担い手が語る,人とつながりながら社会の問題の解決のために活動するということ意味を考える。 
8障がい者福祉とボランティア活動による学び(1)*:社会福祉の基本的な考え方とは? ソーシャルワーカー・ボランティアコーディネータと一緒に障害のある人への理解と援助の在り方を考える。 
9障がい者福祉とボランティア活動による学び(2)*:福祉ボランティア活動で大切なことはなに? 大阪整肢学園での事例をもとにボランティア活動の基本について学ぶ。 
10これからの市民社会とボランティア活動:これからの社会でボランティア活動やボランティア組織(団体)が担う役割とその意義,可能性について学ぶ。 
11多文化共生社会とボランティア活動による学び(1)*:多文化共生社会とは? 多文化共生社会の歴史を概観し,今日的な課題に取り組んでいる団体からの報告を通してその実情を知る。 
12多文化共生社会とボランティア活動による学び(2)*私たちに何かできる? 具体的な事例をもとに,それぞれの立場から出来ることを考える。 
13多文化共生社会とボランティア活動による学び(3)*どのような社会をめざすのか? 前時でのグループワークの内容を交流しながら,これからの社会のあり方を考える。 
14福祉・ボランティア教育について*:学校でのボランティア教育とは? 小中学校での福祉教育,ボランティア教育の実際を現場のからの報告をもとに理解する。 
15授業のまとめと振り返り 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 必要に応じて、プリントで配布する。参考書はその都度紹介する。
ボランティア活動に関する情報についても授業の中で適宜紹介する。 
授業の形式 講義。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加状況(50%)と期末課題レポート(50%)で評価する。
課題レポート未提出者、欠席率が1/3を越えた者は単位認定の対象としない。 
本授業に関する情報 講師と受講生との間で,双方向のコミュニケーションがとれる授業をめざしている。受講生の主体的,能動的な授業参加を期待している。授業計画において,*が付されているのは学外からの講師による授業である。 
その他 授業の中で,ボランティア活動に関する情報提供も随時行われる。