科目名 |
総合演習 |
クラス |
A11 |
授業の概要 |
環境教育を広い視野から眺め,実践するために京(みやこ)エコロジーセンター(以下エコセン,伏見区池ノ内町,大学から徒歩15分)に学生が出向き,環境教育の理念と知識を本学教員から講義を受けた後,来館者(対象となるのは主に小学生及びその保護者)に対して環境教育をエコセンの展示物や自作教具などを用いて指導・実践するための準備と修練を行う。この直接的指導はエコセン職員と共育座 RED SONEの山口 将司先生による。23年度の日程は8月12日(金)から始まり,17日(水),19日(金),20日(土)と21日(日)の5日間の3〜5時限目(21日のみ2〜5時限目)に集中実施する予定である。指導実践の内容や疑問点,工夫・改善すべき点などを,配布する環境教育実践ノート毎回記入し,指導上の課題や展示,表現の工夫について教員およびエコセン担当者から指導を受ける。最終日には来館者を対象に公開でプレゼンテーションを行い,自らの成果を確認するとともに,評価を受ける。 |
授業の到達目標 |
総合的な学習の主要な柱の一つである環境教育について理解を深めるとともに,環境に配慮した持続的な社会を築くために求められる知識と行動のあり方を,子ども達に直接指導する活動を通じて実践的に理解・考察し,環境教育の実践力を習得する。 |
授業計画 |
1.授業の紹介とエコセンの説明 2.自然環境,社会環境,生活環境,産業環境それぞれにおける環境問題および環境教育の実際(大学教員による講義) 3.環境教育実践の見学とその解説 4.エコセン館内の見学と展示物の紹介およびその活用方法 5.ECOな繋がりからチームに向けて - チーム作り,人に理解・納得させる方法とその練習 - 6.環境教育実践のための企画書作り - プログラムの要素・コンセプト作り - 7.環境教育実践のための企画書の仕上げ 8.環境教育実践のためのプログラム作り 9.環境教育実践のためのプログラムの見直し・確認 10.環境教育実践のためのプログラムの仕上げ 11.環境教育実践のために必要な小道具作り 12.環境教育実践のために必要な小道具の仕上げ 13.環境教育実践のリハーサル 14.環境教育実践のパフォーマンスの仕上げ 15.環境教育実践の発表会 16.授業全体の振り返り - シェアリング〜フィードバック - |
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
本授業用に作製した「環境教育実践ノート」を授業初日に配布する。 |
授業の形式 |
授業計画の1,2は講義形式,3,4は見学と講義,5〜16は実践形式で,全てエコセンにて実施する。数人ずつのグループに分かれ,各グループのメンバーが互いに協力し合って創意工夫しながら環境教育の実践を創作・実演する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席状況は,環境教育実践ノートの提出時に確認する。実践ノートの記述内容および最終発表の出来具合や日々の授業態度を総合的に評価する。 |
本授業に関する情報 |
授業の日程は概ね「授業の概要」に示したとおりであるが,確定した日程についてはできるだけ早めに学内に掲示するので,確認すること。受講希望者は必ずこの日程を確保しておくこと。 |
その他 |
日程(とくに前半部)で都合がつかず,一部の日で出席が困難なことが明確な場合は,エコセンでの担当の谷内口(やちぐち)氏(641-0911)に相談されたい。日程を振り替えることが可能な場合がある。 |