科目名 |
英米文学講読IA |
クラス |
− |
授業の概要 |
アメリカン・ルネサンスの巨匠ナサニエル・ホーソーン(Nathaniel Hawthorne)の代表的短編「ラパチーニの娘」の前半を読む。毒を養分にして育った絶世の美女と、彼女に惹かれる一人の若者の悲劇が語られるこの作品は、しばしば怪奇小説として分類されるものの、そうした枠には到底収まりきらない深みや複雑さを備えている。丁寧に原文を読むことで、何気ない言葉の背後に潜む象徴性や暗示性を捉え、作家が込めたメッセージを読み取る力を身につけていってもらいたい。 なお、作品理解の助けとなるよう、時おり映像作品を視聴する。また、適宜参考資料を配布し、他の作品におけるホーソーンの記述も参照しながら分析を進める。 |
授業の到達目標 |
・詩的散文と呼ばれるホーソーンの文体に触れることで、言葉に対する感性を養いながら、英文読解能力を向上させる。 ・話の筋だけでなく、時代背景や文化的事象、伝統的な文学的手法などを学び、作品分析・解釈の基礎力を身につける。 |
授業計画 |
以下のように進める予定だが、進度は皆さんの様子を見て調節する。
回 |
内容 |
1 | Introduction |
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13 | Page 21, line 17- page 23, line 9 |
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15 | review |
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テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキスト:Nathaniel Hawthorne著、小山敏三郎編注、Rappaccini's Daughter(南雲堂) ※テキストはあらかじめ入手しておいてください。 |
授業の形式 |
演習形式。 受講者には、毎回こちらが指定する個所の予習をしてきてもらい、授業中に和訳や要約を行ってもらう。教員はそれに対する解説を加える。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業態度+発表内容(45%)、クイズ(15%)、期末試験(40%)により、総合的に評価する。 ※授業回数の1/3以上を欠席した場合は単位を認めない。遅刻、早退は3回で一回の欠席と見なす。 ※予習は必須。学生の積極的な授業参加、発表を期待する。 |
本授業に関する情報 |
作品を通読し、ホーソーン文学の独特の世界観を知るためにも、後期の英米文学講読IIAを引き続き受講してください。万一、英米文学講読IIAのみを受講する場合は、前期に扱う部分をあらかじめ自分で読み、内容を把握したうえで後期の授業に臨むようにすること。 |
その他 |
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