科目名 |
英米文学講読IIA |
クラス |
− |
授業の概要 |
アメリカン・ルネサンスの巨匠ナサニエル・ホーソーン(Nathaniel Hawthorne)の代表的短編「ラパチーニの娘」の後半を読む。毒を養分にして育った絶世の美女と、彼女に惹かれる一人の若者の悲劇が語られるこの作品は、しばしば怪奇小説として分類されるものの、そうした枠には到底収まりきらない深みや複雑さを備えている。丁寧に原文を読むことで、何気ない言葉の背後に潜む象徴性や暗示性を捉え、作家が込めたメッセージを読み取る力を身につけていってもらいたい。 なお、作品理解の助けとなるよう、時おり映像作品を視聴する。また、適宜参考資料を配布し、他の作品におけるホーソーンの記述も参照しながら分析を進める。 |
授業の到達目標 |
・詩的散文と呼ばれるホーソーンの文体に触れることで、言葉に対する感性を養いながら、英文読解能力を向上させる。 ・話の筋だけでなく、時代背景や文化的事象、伝統的な文学的手法などを学び、作品分析・解釈の基礎力を身につける。 |
授業計画 |
以下のように進める予定だが、進度は皆さんの様子を見て調節する。
回 |
内容 |
1 | Introduction |
2 | Page 24, line 31- page 26, line 1 |
3 | Page 26, line 2- page 27, line 12 |
4 | Page 27, line 13- page 29, line 21 |
5 | Page 29, line 22- page 30, line 32 |
6 | Page 31, line 1- page 32, line 3 |
7 | Page 32, line 4- page 34, line 8 |
8 | Page 34, line 9- page 35, line 23 |
9 | Page 35, line 24- page 37, line 14 |
10 | Page 37, line 15- page 38, line 8 |
11 | Page 38, line 9- page 39, line 15 |
12 | Page 1, line 1- page 3, line 4 |
13 | review 1 |
14 | review 2 |
15 | review 3 |
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テキスト・参考書及び自学自習についての情報 |
テキスト:Nathaniel Hawthorne著、小山敏三郎編注、Rappaccini's Daughter(南雲堂) ※テキストはあらかじめ入手しておいてください。 |
授業の形式 |
演習形式。 受講者には、毎回こちらが指定する個所の予習をしてきてもらい、授業中に和訳や要約を行ってもらう。教員はそれに対する解説を加える。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業態度+発表内容(45%)、クイズ(15%)、期末試験(40%)により、総合的に評価する。 ※授業回数の1/3以上を欠席した場合は単位を認めない。遅刻、早退は3回で一回の欠席と見なす。 ※予習は必須。学生の積極的な授業参加、発表を期待する。 |
本授業に関する情報 |
原則として、英米文学講読IAを履修したうえで受講してください。 |
その他 |
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