科目情報
科目名 ヨーロッパ文化I 
クラス − 
授業の概要 1920〜40年代と映画
 1920年代は、視覚革命ともいわれる時代で、映画の分野でもさまざまな新しい実験がくりひろげられ、多様なジャンルで水準の高い映画が作られた。しかし、20年代末ごろから経済恐慌が世界に波及し、時代は大きく変貌し、映画もその影響を受けていく。映画はそのような現実とどう向き合い、どのようにそれを切り取っているのだろうか。
 この授業では、現代から見て興味深いと思われるドイツ、フランス、アメリカ、日本の映画を見ながら、そのテーマ、映像、表現の手法、現代的意義などについてディスカッションする。 
授業の到達目標 (1)1920年〜40年代のドイツ、フランス、アメリカ、日本の映画を実際に見ながら、その映画作品のテーマ、意義、映像の特徴などについて考え、討論する。
(2)映画というメディアの特徴、人々の意識形成に及ぼす力などについて考える。
(3)各映画についての論評をレポートで提出してもらう。それについて講評しながら、受講生がレポートのまとめ方について習熟することを目指す。 
授業計画
内容
1映画の誕生、およびその歴史、映画というメディアの特徴について 
2フリッツ・ラング「メトロポリス」を見る。 
3「メトロポリス」の続きを見る。
作品のテーマ、映像表現などについて討論する。 
4チャップリン「黄金狂時代」を見る。 
5「黄金狂時代」の続きを見る。
作品のテーマ、映像表現などについて討論する。 
6チャップリン「モダンタイムス」を見る。 
7「モダンタイムス」の続きを見る。
作品のテーマ、映像表現などについて討論する。 
8小津安二郎「大学は出たけれど」、「生まれてはみたけれど」を見る。 
9「生まれてはみたけれど」の続きを見る。
作品のテーマ、映像表現などについて討論する。 
10フリッツ・ラング「 M 」を見る。 
11「 M 」の続きを見る。
作品のテーマ、映像表現などについて討論する。 
12ジャン・ルノアール「大いなる幻影」を見る。 
13「大いなる幻影」の続きを見る。
作品のテーマ、映像表現などについて討論する。 
14チャップリン「独裁者」を見る。 
15「独裁者」の続きを見る。
作品のテーマ、映像表現などについて討論する。 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 授業開始時に指示する。 
授業の形式 講義+課題についての受講生の研究発表および討論。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加度20%、レポート50%、発表30%による総合評価 
本授業に関する情報 受講生には、意見を積極的に述べてもらう。 
その他