科目情報
科目名 道徳教育特論I 
クラス − 
授業の概要 過去、現在、未来の道徳教育を巡る諸問題について歴史的人間学的観点から考察する 
授業の到達目標 道徳教育についての既成の観念から相対的に距離をとり、現在および将来の道徳教育のあり方について自ら考察することを目指す 
授業計画 この講義では、(1)いじめと引きこもり、(2)教育改革が生み出す倫理・道徳的問題、(3)生命倫理の観点から見た倫理・道徳問題、(4)学校の日常における道徳教育について考え、新たな道徳教育のあり方を構想する。
内容
1導入 
2供儀としての「いじめ」の機能について考える 
3なぜわたしたちは「ひきこもり」を道徳・倫理問題と見なすのか−その眼差しの歴史性について− 
4教育改革と道徳教育(1)−教育改革の四半世紀の日本の教育改革の流れを概観する− 
5教育改革と道徳教育(2)−グローバル化の中の競争とモラル・ハザード(中国雲南省の小学校の実態から考える)− 
6教育改革と道徳教育(3)−小レポート− 
7生命倫理と教育(1)−優生学と教育の関係史を概観する− 
8生命倫理と教育(2)−優境学的教育実践としての戦時穎才教育から考える− 
9生命倫理と教育(3)−医学領域における発展傾向を参考に優境学的教育実践の未来について考える− 
10生命倫理と教育(4)−小レポート− 
11学校の日常における道徳教育(1)−分析ツールとしてのドラマトゥルギーについて− 
12学校の日常における道徳教育(2)−ある小学校の事例観察から考える− 
13学校の日常における道徳教育(3)−マイケル・サンデルの大学講義映像の分析− 
14学校の日常における道徳教育(4)−小レポート(自らの教育経験・学校生活経験をドラマトゥルギー的観点から振り返る)− 
15総括 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキスト・参考文献については適宜配布する 
授業の形式 講義と小レポートの作成 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 小レポート30%、最終レポート70% 
本授業に関する情報 特記事項なし 
その他