科目情報

科目名 社会哲学特論  クラス −  授業の概要 近代以降、社会において重要な役割をはたし続けてきたマスメディアは、情報社会の進展にともない、またさまざまなメディア不信や報道不信の中で、その存在意義が今あらためて問われている。本講義では、新聞、ラジオ、テレビなどのマスメディアの登場は何をもたらしたのか、またメディア不信・報道不信はなぜ生まれるのかなどの問題を検討することを通じて、マスメディアの存在意義について倫理学の立場から考察する。  授業の到達目標 日々さまざまな形で接しているマスメディア、そしてそれが発信する情報のあり方について再検討することを通じて、マスメディアの理解を深め、それをクリティカルに読み取る力を身につける。  授業計画 回 内容 1 授業のガイダンス  2 1　マスメディアの登場　1.1　新聞  3 1　マスメディアの登場　1.2　「論議する公衆」  4 1　マスメディアの登場　1.3　ビジネスとしてのマスメディア  5 1　マスメディアの登場　1.4　放送メディア  6 1　マスメディアの登場　1.5　「国民」という意識  7 1　マスメディアの登場　1.6　世論と輿論  8 2　メディア不信　2.1　松本サリン事件  9 2　メディア不信　2.2　記者クラブ  10 2　メディア不信　2.3　報道と名誉棄損・プライバシー侵害  11 2　メディア不信　2.4　犯罪報道と実名  12 3　オンラインメディアの可能性  13 3　オンラインメディアの可能性  14 4　報道の自由とは何か  15 4　報道の自由とは何か    テキスト・参考書及び自学自習についての情報 ［テキスト］テキストはもちいず、資料プリントを配布する。 ［参考書］マスメディア論、ジャーナリズム論などに関する参考書は数多くあるが、最近の読みやすい参考文献としては以下のようなものがある。 山口功二他編『メディア学の現在』世界思想社 佐藤卓巳『メディア社会』岩波新書 佐藤卓巳『現代メディア論』岩波書店 佐藤卓巳『輿論と世論』新潮社 吉見俊哉『メディア文化論』有斐閣 有山・竹山編『メディア史を学ぶ人のために』世界思想社 大石泰彦『メディアの法と倫理』嵯峨野書院  授業の形式 資料プリントの理解を基礎にしながら、講義形式でおこなう。  評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） 授業への参加状況と課題レポートなどにより総合的に評価する。  本授業に関する情報 特になし  その他