科目情報
科目名 美術科教育特別演習 
クラス − 
授業の概要  本科目は,美術教育のなかでも解明が遅れている鑑賞分野を主たる対象に,実践的な内外文献の購読・分析を通して鑑賞教育研究の手掛かりをつかむ。さらに,受講生の問題意識から設定した主題について資料収集や分析を進め,発表や討論を通して考察を深める演習を行う。 
授業の到達目標 ・内外文献の購読・分析を通して資料活用能力を高め,視野を拡幅して課題研究に向けた基本的な研究能力や態度を形成する。
・美術鑑賞の方法論の多様さを理解し,美術教育研究の実践的探求力を伸長する。 
授業計画
内容
11.美術教育における鑑賞(オリエンテーション) 
22.美術鑑賞の理念と方法(講義)
(1)鑑賞の過程  DBAEの鑑賞の方法など 
3(2)見ることと考えること  Visual Thinking Curriculumを体験する 
42.鑑賞教育研究にかかわる内外文献の探求(演習)
(1)実践的な外国文献を中心に探索する ((1)〜(3)の時間配分は,各自で設定する) 
5(2)探索した文献を購読する 
6(3)購読文献を分析する 
7(4)購読・分析内容をもとに発表・討論−1 (報告者は輪番で) 
8(5)購読・分析内容をもとに発表・討論−2 
9(6)購読・分析内容をもとに発表・討論−3 (全体の総括) 
103.受講生の関心・問題意識に基づく主題からの探求(演習) *途中,報告と討論を交えながら進行する。
(1)主題の設定と構想 主として美術鑑賞にかかわる関心・問題意識に基づく対象から主題を設定し,追求方法を構想する
    ex.学校現場での観察,文献調査,鑑賞ソフトの制作等 
11(2)主題の追究−1  主題追求のための方略を確認し,情報資料等を集める 
12(3)主題の追究−2  進捗状況や直面する問題等について中間報告し,検討する 
13(4)主題の追究−3  各自の課題をまとめる 
14(5)発表と討論−1  各自の発表を基に鑑賞教育のあり方について討論する 
15(6)発表と討論−2  後半の発表の後,鑑賞教育のあり方について総括的に討論する 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 テキストは,配布プリントを中心とし,参考図書類は随時紹介する。 
授業の形式 演習 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 各テーマに基づく報告および討論内容,期末の課題レポート等により行う。 
本授業に関する情報 修士論文の構想と促進に資することを念頭に演習を進めている。 
その他