科目情報
科目名 生徒指導の実践と課題 
クラス − 
授業の概要 本授業は、同コースの「生徒指導充実のための学校内外の連携」と相互に補完する科目であり、生徒指導上の様々な問題の歴史的変化を社会変化との関係の中でとらえ返し、今日の児童・生徒を取り巻く問題状況を多角的多面的に捉え、確かな児童・生徒理解のための様々な調査研究手法を実際に活用して、児童・生徒の現状を把握する力とその背景をとらえる力量を育成することで、学校現場における生徒指導の取組の中核的役割を果たす教員としての資質と力量を育成することを目的とする。 
授業の到達目標 1.児童・生徒の抱える問題を社会変化の中で説明することができる。
2.多角的多面的な手法を用いて、児童・生徒の現状を把握することができる。
3.事例研究を通して、生徒の多様な課題に対する指導のあり方をアドバイスできる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション
 本授業全体の到達目標と、学習内容及び学習方法のガイダンスを行うとともに、それぞれの受講生の課題意識の鮮明化を図り、本授業を通して、自ら追求したい課題を明確にし、学習目標を設定する。 
2問題行動への場面対応
 シミュレーションやロールプレイを通して、個々の受講者がこれまで問題行動場面において、どのような認識と、どのような具体的な対応をしてきたかを話し合い、分析を通して、課題を見いだす。 
3児童・生徒の変化と現状(1)
 「文部科学白書」や「青少年白書」等の統計調査の分析を通して、戦後の生徒指導上の課題の変化をとらえ直す(文献調査) 
4児童・生徒の変化と現状(2)
 「文部科学白書」や「青少年白書」等の統計調査分析を通して、今日の生徒指導上の課題の変化をとらえ直す(文献調査) 
5児童・生徒の変化と現状(3)
今日の生徒指導上の課題に基づき、今日の生徒指導の在り方について、見通しを立てる。 
6生徒指導の方法
具体的場面を想定して、ロールプレイを行い、生徒指導の具体的対応について考える。 
7フィールドワークの事前学習
フィールドワーク先の学校の実態等について知る。 
8フィールドワーク(1)
京都市内の公立中学校を訪問し、観察を行う。 
9フィールドワーク(2)
京都市内の公立中学校を訪問し、観察を行う。 
10フィールドワーク(3)
京都府内の公立中学校を訪問し、観察を行う。 
11フィールドワーク(4)
京都府内の公立中学校を訪問し、観察を行う。 
12フィールドワークの事後学習
フィールドワークから得られた知見を発表し、意見の交流を行う。 
13学校の生徒指導体制(1)
学校の生徒指導体制について理解し、体制のあり方について各自考える。 
14学校の生徒指導体制(2)
学校の生徒指導体制について理解し、体制の在り方について各自考える。 
15授業の振り返りと交流
 これまでの全ての学習活動をふり返った各自のレポートをもとに、本授業を通して、学びとったことを交流する。 
 
テキスト・参考書及び自学自習についての情報 角田豊・片山紀子・内田利広 『生徒指導と教育相談』創元社、2009年。 
授業の形式  
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加姿勢・態度(30%)各回で作成したレポートや報告書(40%) 総括テストまたはレポート(30%) 
本授業に関する情報 特記事項無し 
その他