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内容 |
1 | 全体概要・オリエンテーション:本科目の全体構造を提示し、今日の学校と保護者・地域との関係をめぐる政策,制度、学校での取り組み,言説・理論を鳥瞰することにより、学校改革と学校づくりにとって連携の意義と必要性について検討する。このことにより受講生自らの連携のあり方を「わたしの学校づくり連携戦略」としてまとめ、最終リポートとする。 |
2 | 開かれた学校づくりの政策展開:1980年代から展開した「開かれた学校経営」「開かれた学校づくり」は、その後、より具体的な制度展開をみることになった。本時は、この展開を政策と行政、制度化の流れで見ていく。国レベルでの各種政策文書や資料を整理し、国の政策、行政施策において、連携や学校参加がどのように展開され、その過程で何が課題とされてきたかを整理、検討し、理解を深める。 |
3 | 開かれた学校づくり論,その理論的展開と現在:保護者等の意向反映や参加を目指す研究の展開、そこでの議論、課題などについて、文献に基づき紹介、考察する。参考=連携とガバナンス、連携からガバナンス。協力→連携→協働ー意向反映→参加→ガバナンス、などの関係整理。対話から参加へ「開かれた学校づくり」 |
4 | 政策文献演習1(1):国、都道府県、政令市、市町村の地方レベルでの各種政策文書や資料を整理し、国、地方自治体・教育委員会の政策、行政施策において、学社連携や学校参加がどのように具体化され、その地域的な多様性が何を要因として生み出されてきたを整理し、議論する。 |
5 | 政策文献演習1(2):国、都道府県、政令市、市町村の地方レベルでの各種政策文書や資料を整理し、国、地方自治体・教育委員会の政策、行政施策において、学社連携や学校参加がどのように具体化され、その地域的な多様性が何を要因として生み出されてきたを整理し、議論する。 |
6 | 理論演習(1):授業テーマにかかわる言説や理論を整理しながら、授業者の執筆になる論稿などを題材にして、授業テーマにかかわる”理論武装”を図る。 |
7 | 理論演習(2):授業テーマにかかわる言説や理論を整理しながら、授業者の執筆になる論稿などを題材にして、授業テーマにかかわる”理論武装”を図る。 |
8 | 事例分析(1):学校運営協議会は、学校を所管する教育委員会の規則(教育委員会規則)によって設置される。現在までに制定された教育委員会規則の収集、比較を通して、その多様性と共通性を見出だし、保護者や地域住民の主体性がどのように担保されているかを中心に検討、考察する。 |
9 | 事例分析(2):東京都足立区立五反野小学校「学校理事会」を事例に、設置に至る経緯、理事会の仕組みや制度、理事会の実際、課題などについて説明し、受講生の調査も踏まえ討議する。 |
10 | 事例分析(3):京都市の学校運営協議会は、五反野小学校の学校理事会と並んで先導的な試みであり、その取り組みは全国的に注目されている。学校運営協議会を設置している学校を事例として、その実際のシステムや運営について分析し、それがどのように学校改善に結び付いているかを検討する。 |
11 | 「わたしの学校づくり連携戦略」:自校などでの取り組みを踏まえ、またこれまでの授業と学びを踏まえ、本授業にかかわる受講生各自の課題をめぐって話し合い、次回にはそれを「わたしの学校づくり連携戦略」としてA41枚程度で整理し、発表する。 |
12 | まとめ・発表(1):「わたしの学校づくり連携戦略」について提案、報告し、それをめぐって妥当性や具体性、また学校づくりに対する効果等の観点から受講生が相互に批判的検討を行う。 |
13 | まとめ・発表(2):「わたしの学校づくり連携戦略」について提案、報告し、それをめぐって妥当性や具体性、また学校づくりに対する効果等の観点から受講生が相互に批判的検討を行う。 |
14 | まとめ・発表(3):):「わたしの学校づくり連携戦略」について提案、報告し、それをめぐって妥当性や具体性、また学校づくりに対する効果等の観点から受講生が相互に批判的検討を行う。 |
15 | 受講生各自がまとめた最終レポートを受講生全員が発表−報告し、担当教員のコメントを踏まえ、本科目全体について受講生個々が得た成果について確認する。 |