科目名 |
ドイツ語IIB |
クラス |
− |
授業の概要 |
『モモ』や『はてしない物語』などの児童文学作品でわが国でもファンの多いミヒャエル・エンデ(1929-1995年)が「大人の同時代人に真っ正面から向けた問いかけ」(出版社の紹介文より)の書の抜粋をていねいに読んでいきます。学習者向けのリライトなど施していない生のドイツ語でありながら、文法的には平易で、辞書とドイツ語Tで用いた文法書さえあれば、じゅうぶん読み進めていけます。一流作家の深い思想を味わいながら、語学力を着実に伸ばしていきましょう。 |
授業の到達目標 |
辞書を大いに活用して語彙を増やしつつ、また、重要文法事項の完全定着を図り、生のドイツ語文献に独力でチャレンジできるまでの語学力をつけること。 |
授業計画 |
テキストは、短いものはたったの4行(4頁にあらず!)、いちばん長いものでも7頁(しかも改行がやたらと多いので実質的には3頁ぐらい?)という「掌編」集(全21編、43頁)です。受講生の語学力しだいでは、早々に読み切ってしまうかもしれません。その場合には、受講生の関心に合わせて教材を作成するつもりです。 |
テキスト・参考書 |
テキスト:『エンデのメモ箱』(Michael Ende著、子安美知子編注、朝日出版社) 参考書:独和辞典、文法書、ミヒャエル・エンデ『エンデのメモ箱』(田村都志夫訳、岩波書店) |
自学自習についての情報 |
上の参考書の欄に記したとおり邦訳も出ていますが、意訳している箇所もかなりあるので、まずは独力で訳してみて、どうしても自然な日本語にならないときに、プロの翻訳家の訳出テクニックを参考にするようにしてください。 |
授業の形式 |
演習 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
まず、2/3の出席は必須条件(欠席は2回で1回分の欠席と見なします)。それをクリアしたら、授業態度・課題への取り組みなどで評価する平常点8割と学期末テスト2割で採点します(履修者が少数の場合は平常点のみとなります)。 |
その他 |
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