| 科目名 |
心理生理学 |
| クラス |
－ |
| 授業の概要 |
１．こころの変化によって起こる生理学的変化を学ぶ。心身相関を理解する。
２．こころの動きを、心理学と生理学から理解する。
３．身体の生理的変化を感情面や行動面に有利に生かすことを学ぶ。 |
| 授業の到達目標 |
１．こころとからだの関係（心身相関）の視点から人間理解を深める。
２．身体情報を活用して心理状態を制御できることについて理解を深める。
３．こころの失調と脳や認知行動の異常について理解を深める。 |
| 授業計画 |
| 回 |
内容 |
| 1 | オリエンテーション、こころはどこに、どのようにできていくか、脳神経系の生物学的な復習 |
| 2 | 嘘を見抜く、マインドコントロールする、相手に自分を愛させるには |
| 3 | 音楽プロモーションビデオをヒットさせる心理学的戦略 |
| 4 | 記憶を心理生理学的に理解する |
| 5 | 学習を心理生理学的に理解する |
| 6 | 情動を心理生理学的に理解する |
| 7 | 行動の動機づけを心理生理学的的に理解する |
| 8 | 心の病気について心理生理学的理解を深める |
| 9 | 精神分析学の仮説を神経生理学的に考察する |
| 10 | こころと大脳半球の機能的非対称性について学ぶ |
| 11 | 睡眠を心理生理学的に理解する |
| 12 | 夢分析入門 |
| 13 | 意識を心理生理学的に理解する |
| 14 | 臨床心理学と脳科学：注意欠如多動性障害や自閉症と脳の関係、犯罪と脳 |
| 15 | 心理生理学のまとめ |
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| テキスト・参考書 |
テキスト：岡田隆ら著「生理心理学 脳のはたらきから見た心の世界」（サイエンス社、コンパクト新心理学ライブラリ14、
2005、2200円＋税、ISBN4-7819-1109-9） |
| 自学自習についての情報 |
広義の「生理心理学」の中に、動物実験を中心とした狭義の「生理心理学」と人間を被験者とした「心理生理学（精神生理学ともいう）」がある。この講義は、児童生徒や学生などを中心とした人間を主な対象としている。中学校理科第二分野生物や高校生物Ⅰで学んだ程度の人体や脳神経に関する理解も必要となるので、必要に応じて復習しよう。 |
| 授業の形式 |
講義と必要に応じて演習、DVDなども適宜用いる。 |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
授業中に適宜実施するレスポンス課題14%と指定レポート16%、期末試験70%で成績を評価する。 |
| その他 |
こころを理解し解明する生理学的視点を身につけることは、人と関わる上で意義があります。
他の授業科目との関連では、発達論でこころとからだの健康を考える健康科学論が補完します。 |