科目情報
科目名 エネルギー環境教育論 
クラス − 
授業の概要 われわれにとって環境とは何か,持続可能な社会や豊かな生活とは何か,エネルギーの視点を軸にしながら検討してみたい。
自然環境に関する基本的な視点を学習すると共に,福島原発事故を捉えて原子力エネルギーや放射線被曝の問題などについても検討し,持続可能な社会のあり方を深く考えてみたいと思っている。 
授業の到達目標 環境に関する基本的知識を獲得し,持続可能な社会のあり方,みずからのライフスタイルについて論理的に考え,発表できることをめざす。 
授業計画
内容
1オリエンテーション 環境問題とわれわれのライフスタイル 
2エネルギーと環境 
3福島原発事故から学ぶこと 
4原子力エネルギーとは何か:原子力の発見史から  
5我が国の原子力政策の歴史:原子力発電導入の裏表 
6放射線と被曝問題:ICRPリスク・ベネフィット論誕生の背景(学内の放射線測定の実施) 
7森林と環境 森林総合研究所で学ぶ 
8再生可能エネルギーとは 
9バイオマスエネルギーの現状: 薪ストーブのある暮らしを訪ねて 
10エネルギー事情と政策 
11未来のエネルギーをどう考えるか 
12われわれの望む環境と社会 豊かさの質を考える 
13環境とわれわれの五感 
14楽しい環境教育をどうつくるか 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 参考書 岡本正志編『科学技術の歩み』建帛社
    岡本正志監修『もったいない生活大事典』第1,2,4,5巻,学習研究社
    中川保雄『増補 放射線被曝の歴史』明石書店
    科学技術と社会の会編『持続可能な社会のためのエネルギー環境教育』国土社 
自学自習についての情報 福島原発事故を受けて,原子力関連の書籍がたくさん出版された。一冊でも良いから
読んでおくこと。できれば上に紹介した中川保雄氏の著作を読むことを薦める。 
授業の形式 講義とフィールド調査
フィールド調査では,地域社会での体験と社会への提案を考えてもらう予定。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席と調査への積極的な参加(40%)
提案の内容(30%)
レポート(30%) 
その他 積極的な参加を望む。