科目情報
科目名 聴覚障害児の教育 
クラス − 
授業の概要 聴覚障害の生理的・病理的メカニズムに関する学習を行う。さらに聴覚障害児教育の歴史を学び,今日に至るまでの教育課程および指導法の変遷過程をたどる。また,その時々の教育における重要な問題を解説し,心理学や文化,人権思想の面から考察を行う。これらに加え,聴覚障害成人の社会参加や情報保障における諸問題をとりあげ,バリアフリー社会のあり方の考究を目ざす。 
授業の到達目標 聴覚障害児・者の教育におけるさまざまな問題を理解する。 
授業計画 下記のトピックスを講義する。
内容
1◎聴覚障害の生理・病理
 聴覚のメカニズム 
2 聴覚障害のタイプ 
3 人工内耳とリハビリテーション 
4◎教育課程および指導法の変遷 
 聴覚障害児教育のヨーロッパにおける歴史 
5 アメリカ合衆国における聴覚障害児教育の歴史 
6 聴覚障害児教育の日本における歴史 
7 聴覚障害児の早期教育および統合教育の歴史 
8◎聴覚障害児者の心理
 言語発達に関して 
9 手話・口話論争について 
10◎これからの聴覚障害児教育を考える
 バリアフリー社会のあり方と人権 
11 聴覚障害児者の高等教育と情報保障 
12 聴覚障害者の文化と手話使用 
13 聴覚障害児のインクルージョン教育 
14 重複障害の問題 
15◎その他
 質疑応答 
 
テキスト・参考書 適宜教室で指示する。 
自学自習についての情報  
授業の形式 講義と受講生のレポート 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) レポート、小テストおよび期末テストを同等に重視して評価。
また、欠席・遅刻が多いと単位の取得は困難となる(原則として12回以上の出席で評価の対象とする)。 
その他 なし。