科目名 |
英米文学講読IIB |
クラス |
− |
授業の概要 |
前期に引き続き、アメリカ19世紀の作家Nathaniel Hawthorneの短編を精読する。後期は‘The Great Stone Face’(1850)と‘The Snow-Image’(1850)を取り上げる。Hawthorne作品の中でも特に詩情豊かな散文で描かれるこれら2作品においては、作家の考える理想的人物像が、ユーモアと悲哀、アイロニーを交えながら効果的に描き出されている。言葉の背後に隠された重層的な意味や象徴を読み取り、作品世界を深く味わいながら、作品分析の基礎力を身につけていってもらいたい。 |
授業の到達目標 |
・詩的散文と呼ばれ、文法的にも正確なHawthorneの文体に慣れ親しみながら、英文読解能力を高める。 ・物語の背景にある思想や文化、伝統的な文学的レトリック等を学び、作品分析の基礎力を養う。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | イントロダクション |
2 | ‘The Great Stone Face’(1) |
3 | ‘The Great Stone Face’(2) |
4 | ‘The Great Stone Face’(3) |
5 | ‘The Great Stone Face’(4) |
6 | ‘The Great Stone Face’(5) |
7 | ‘The Great Stone Face’(6) |
8 | ‘The Great Stone Face’(7) |
9 | ‘The Great Stone Face’(8) |
10 | ‘The Snoe-Image’(1) |
11 | ‘The Snoe-Image’(2) |
12 | ‘The Snoe-Image’(3) |
13 | ‘The Snoe-Image’(4) |
14 | ‘The Snoe-Image’(5) |
15 | ‘The Snoe-Image’(6) |
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テキスト・参考書 |
テキスト: N.ホーソーン、小川二郎編注 『雪人形』 (英宝社) ※テキストは、あらかじめ入手しておくこと。 参考書:授業中に紹介する。 |
自学自習についての情報 |
予習は必須。毎回、予習箇所を指定する。 |
授業の形式 |
演習と講義。 随時指名しながら講義を行う。受講者には予習箇所の和訳、要約、意見の発表等を行ってもらう。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業態度+発表(45%)、クイズ(5%)、レポート(10%)、試験(40%)により、総合的に評価する。 ※授業回数の1/3以上を欠席した場合は単位を認めない。遅刻、早退は3回で1回の欠席と見なす。 |
その他 |
このクラスでは、前期と同じ作家の作品を扱うため、前期の授業内容をふまえた講義、解説を行う予定である。後期のみを受講する場合は、前期に扱う作品をあらかじめ読み、内容を把握しておいてほしい。 |