科目情報
科目名 化学教育実験 
クラス − 
授業の概要 前半では、小・中・高等学校の教材実験の開発に必要な実験技術の修得を中心に行う。環境問題を配慮した新しい実験方法として、マイクロスケール実験の手法も学ぶ。授業は具体的な教材実験に関するテ−マ等から構成されている。教材実験の体験的学習をとおして教材実験の開発の重要性を伝える。後半は課題を自分で選択して教材開発の実践を行い、発表会も行う。  
授業の到達目標 化学教育に関連する小・中・高等学校の教材実験の開発に必要な基礎的な実験技術,考え方を修得する。 
授業計画 次の実験テーマから選択して、12回の授業を構成する
通常スケールの実験のほか、マイクロスケール実験による教材実験を実施する。

物質による溶解度のちがい
気体の発生と性質
酸性・アルカリ性の水溶液の性質
身近な水溶液の液性を調べる実験
水の電気分解
塩化銅水溶液の電気分解
燃料電池の原理
中和熱の測定
酸化還元滴定
ダニエル電池
鉛蓄電池,マンガン電池
金属陽イオンの沈殿反応
未知試料の定性分析
混合物の分離
だ液のはたらきと消化酵素
結晶模型の作製および大型ミョウバン結晶の育成
時計反応
電気メッキ
化学平衡
再生繊維の合成
反応熱の測定

後半の3回は
自由研究課題に沿っての教材開発と発表会
を行う。 
テキスト・参考書 テキスト:「マイクロスケール実験ー環境にやさしい理科実験」(オーム社)
参考書:「これからの理科学習を支える教材」日本理科教育学会編 (東洋館出版社),「もっと化学を楽しくする5分間」 (化学同人)、「プロ教師をめざす新理科教育早わかり辞典」(明治図書)、「実験で実践する魅力ある理科教育」(オーム社)
「身の回りから見た化学の基礎」(化学同人) 
自学自習についての情報 用いるテキストには、計32種類の実験が記されている。授業時で行う実験テーマだけでなく、
それ以外のテーマについても熟読すれば、将来の教材開発に役立つ。 
授業の形式 実験と発表会(2〜4名から成る班単位で行う。) 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1) 出席の状況(80%) (2) 実験レポート,発表会の報告内容(20%) 
その他 マイクロスケール実験に関しては、講師のHPを参照のこと。