科目名 |
精神医学特論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
1.精神医学について理解を深める。 2.精神医学的な対人理解力を身につける。 3.精神科での診断や治療が必要な事例を理解する。 |
授業の到達目標 |
1.教員や臨床心理士として必要な基本的精神医学的知識を修得し、精神科医療と協同できるようになる。 2.事例に対して適切な精神医学的な対応ができ、精神科受診の必要性を早期発見できるようにする。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション、精神医学の概念、歴史 |
2 | 主な精神症状 |
3 | 器質性・症候性精神障害(認知症を含む) |
4 | 精神作用物質による精神及び行動の障害(依存と嗜癖) |
5 | 統合失調症 |
6 | 統合失調症と妄想性障害 |
7 | 感情(気分)障害:双極性 |
8 | 感情(気分)障害:単極性 |
9 | 不安障害、恐怖症、強迫性障害 |
10 | 急性ストレス障害と心的外傷後ストレス障害、適応障害 |
11 | 身体表現性障害と生理機能に関連する精神障害 |
12 | パーソナリティ障害 |
13 | 小児及び老人の精神障害 |
14 | 精神医学的診察と検査 |
15 | 精神医学的治療 |
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テキスト・参考書 |
テキスト:濱田秀伯著「精神医学エッセンス第2版」(弘文堂、2011年、2400円+税)ISBN:978-4335651519 |
自学自習についての情報 |
第1回からテキストを使用するので持参すること。加えて自習に必要な資料は、授業中に配付する。 学校に必要な精神医学の基礎をしっかり身につけよう。 精神医学の内容が見られる映画やドラマなどを積極的に利用すれば、患者やクライエント、児童生徒理解の助けとなる。 |
授業の形式 |
講義ではできるだけ事例を紹介していく。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業中に行われるレスポンス課題14%と指定課題(映画などを予定)レポート16%、期末試験70%で評価する |
その他 |
精神医学の1つの専門分野である心身医学は、心身医学特論で学ぶ。 授業時間の限界で、こどもと思春期の精神障害は学校保健特論IIに含めている。すなわち大人の精神障害としても重要な内容である摂食障害や、成人の発達障害などが精神医学特論ではなく、学校保健特論IIで扱われている。 また自傷や自殺などの学校危機介入に必要な精神医学については、保健体育科教育教科内容Xで扱われている。 *授業中紹介する事例について守秘義務を守る者でなければ履修できない。 |