科目情報
科目名 社会哲学特論 
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授業の概要 近代以降、社会において重要な役割をはたし続けてきたマスメディアは、情報社会の進展にともない、またさまざまなメディア不信や報道不信の中で、その存在意義が今あらためて問われている。本講義では、新聞、ラジオ、テレビなどのマスメディアの登場は何をもたらしたのか、またメディア不信・報道不信はなぜ生まれるのかなどの問題を検討することを通じて、マスメディアの存在意義について考察する。 
授業の到達目標 ・メディアが発する情報のあり方について再検討することを通じて、マスメディアや情報社会に関する理解を深め、それをクリティカルに読み取る力を身につける。
・メディア・リテラシー教育の基礎となる基本的な理解を身につける。 
授業計画 いくつかの文献を輪読しながら授業を進める。最初に取り上げるのは、橋元良明『メディアと日本人』。以降については、進行具合や受講生の関心などを考慮して決めていく。 
テキスト・参考書 [テキスト]橋元良明『メディアと日本人』岩波新書(2011)
[参考書]マスメディア論、ジャーナリズム論などに関する参考書は数多くあるが、最近の読みやすい参考文献としては以下のようなものがある。
山口功二他編『メディア学の現在』世界思想社
佐藤卓巳『メディア社会』岩波新書
佐藤卓巳『現代メディア論』岩波書店
佐藤卓巳『輿論と世論』新潮社
吉見俊哉『メディア文化論』有斐閣
有山・竹山編『メディア史を学ぶ人のために』世界思想社
大石泰彦『メディアの法と倫理』嵯峨野書院 
自学自習についての情報  
授業の形式 演習形式でおこなう。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加状況と課題レポートなどにより総合的に評価する。 
その他 特になし