科目情報
科目名 理科教育教科内容論II 
クラス − 
授業の概要  小・中学校及び高等学校の理科で取り扱われる内容のうち,化学に関係する概念や実験などの学習事項を,化学分野の専門的知識や理論と関係づけ,化学の専門の立場から考察する。専門の理論や実験の教育現場への応用についても取り上げる。実験等を交えて行なうこともある。 
授業の到達目標 1.学校での化学に関係する学習事項を,化学分野の専門的知識や理論と関係づけて説明や考察ができる。
2.化学の理論や実験の教育現場への応用について、考察や工夫ができる。 
授業計画  第1回目に授業ガイダンスを行なう。ガイダンスでは,授業内容とその進め方について説明する。受講者は,ガイダンスでの説明を参考にして,2つの履修形態から一つを選択することができる。一つは,授業担当の全教員の授業を順に受講し,化学分野について全般的に学ぶ履修形態で,もう一つは,一人の教員の授業を半期通して受講し,その担当分野について深く,集中的に学習する形態である。履修形態の選択,授業時間の設定,及び,学習内容の選択については,受講者の希望が考慮される。
 第2回目以降は,選択した履修形態に応じて,授業が展開される。
 下記に各担当教員が実施する予定の授業内容を示す。

芝原
 小中高校の理科の実験内容について,マイクロスケール実験法による教材開発を行う。立案した履修計画に従い実践的に展開し,発表形式による総括も行う。

巻本 
 小中高等学校の化学分野,特に有機・生物化学に関連する教材開発や実験の改良・立案を行う。半期を通して受講した場合は実践的な展開を含む内容になる。

向井
 小中高等学校の化学に関連する学習内容を取り上げ,理論的背景と教育への応用について,実験や演習を交えて,考察する。具体例として,下記の内容を計画している。
・小中学校生徒を対象とした水質分析
・簡単な分子模型の作成とその利用
・高等学校化学におけるExcelの利用 
テキスト・参考書 テキスト、参考書等を使用する場合は,授業中に適宜指示する。 
自学自習についての情報  
授業の形式 講義・演習 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1) 出席の状況
(2) 課題への積極的な取り組み
(3) 期末試験、レポート課題または発表
これらを総合的に評価する。 
その他 特記事項なし