科目情報
科目名 授業構想のための教科書分析 
クラス b 
授業の概要 受講生が各自、教科・学年・単元を選択し、その単元について各社の教科書を比較分析する。合わせて学習指導要領、同解説、指導書の検討を行い、その単元についてのイメージを明確にする。さらに各自が担当する単元についての先行研究をサーベイしレビューして、その単元の理論的、実践的課題を把握する。以上を踏まえた上でその単元についての授業構想案を練り、発表する。 
授業の到達目標 ・教科書分析の手法を理解する
・教科書分析を行う力量を習得する
・授業構想案を作成できる 
授業計画
内容
1「オリエンテーション」
 オリエンテーションとして、まず授業の全体概要と授業計画を紹介し、本授業の具体的イメージを受講生が持てるようにする。次に教育実習時の教科書分析を行った経験を交流する。 
2「教科書の比較分析を主題とする先行研究の紹介」
教科書の比較分析を実際に行った先行研究をいくつか紹介し、教科書を比較分析する意義を理解させる。 
3「教科書分析の目的と手法」
教科書分析を行う目的と、本授業で使用する教科書の比較分析の手法について説明する。
「教科、単元の決定」
受講生が本授業で取り上げる教科、単元を決定する。 
4「学習指導要領・学習指導要領解説の検討」
教科書の比較分析の第1段階として、各自が前時に決定した単元について、学習指導要領や学習指導要領解説にどのように記述されているかについて調べる。 
5「教科書の検討(1)」
教科書の比較分析の第2段階として、各自が決定した単元について、教科書にどのように記述されているかについて調べる。 
6「教科書の検討(2)」
教科書の比較分析の第2段階として、前時に引き続いて教科書の記述を調べる。 
7「中間発表(1)」
前時までの成果を発表する。 
8「中間発表(2)」
前時までの成果を発表する。 
9「文献の発掘と検討(1)」
各自が担当する単元についての文献をサーベイする。 
10「文献の発掘と検討(2)」
前時にサーベイした文献をレビューして、どのような理論的、実践的な課題があるか検討する。 
11「授業構想案の作成(1)」
前時までの成果を踏まえてその単元についての授業構想案を作成する。 
12「授業構想案の作成(2)」
前時に引き続き、その単元についての授業構想案を作成する。 
13「発表(1)」
各自が調べた成果を発表し、質疑応答を行う。 
14「発表(2)」
前時に引き続き、各自が調べた成果を発表し、質疑応答を行う。 
15「まとめ」
前時までの学習を踏まえて、まとめの話し合いを行う。 
 
テキスト・参考書 テキストとして各自が担当する校種の学習指導要領と,教科の学習指導要領解説を購入してもらう。参考書は授業中に紹介する。必要な資料は印刷して配布する。 
自学自習についての情報 自学自習の割合が多いので、そのことを十分理解したうえで、受講すること。 
授業の形式 演習形式 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 演習や発表、質疑応答への参加、授業の内容に関する課題レポートにより総合的に評価する。なお平常点を重視するので、4回以上欠席した者には単位を与えない。 
その他 演習が中心なので、注意するように。なお受講者が多数の場合には、授業計画の一部を変更することがある。aクラスとは同じ内容である。