| 科目名 |
基礎セミナー |
| クラス |
数学 |
| 授業の概要 |
これまで学習してきた算数・数学の内容を振り返ると、確かに計算はできるがあらゆる概念の厳密な定義や議論は行われなかったのではないだろうか。順にさかのぼってゆけば、例えば高等学校で学習した積分と面積について、極限について、中学校で学習した平方根と無理数、小学校で学習した様々な数について、果たして本当にその意味を理解してきただろうか。 このセミナーでは大学で数学を学んでゆくにあたり、大切にしてゆくべき考え方の基礎を身につけることを目的としている。 |
| 授業の到達目標 |
・自主的に学ぶことが大学では特に重要であることが理解できる。 ・様々なものの見方や考え方ができる。 ・感覚的な表現と厳密な表現を通して、定義を明確にし、定義に戻って考えることが数学の本質であることが理解できる。 |
| 授業計画 |
講義は以下のように進める予定であるが、「図書館の利用法とガイダンス」と「まなびの森ミュージアム訪問」は日程調整の都合により別の週に行うこともありえる。
| 回 |
内容 |
| 1 | オリエンテーション 基礎セミナーのねらいや授業の進め方及び、新入生合宿研修について |
| 2 | 図書館の利用法とガイダンス |
| 3 | まなびの森ミュージアム訪問 |
| 4 | 調査・研究 (1) 小学校から高等学校において習った公式や計算手順の中から1つを選び、その背景となる仕組みや理論を調査・研究し、文書にまとめる。 |
| 5 | 調査・研究 (2) |
| 6 | 模擬授業 (1) 調査・研究したものを踏まえた、公式や計算手順の教え方を工夫し、模擬授業を行う。 |
| 7 | 模擬授業 (2) |
| 8 | 模擬授業 (3) |
| 9 | 整数の基本的性質 |
| 10 | 問題演習 (1) |
| 11 | 除法・最大公約数 |
| 12 | 問題演習 (2) |
| 13 | 互いに素な整数 |
| 14 | 素数 |
| 15 | 問題演習 (3) |
|
| テキスト・参考書 |
必要に応じて資料等を配布する。 |
| 自学自習についての情報 |
必要に応じて資料等を配布する。 |
| 授業の形式 |
講義と演習 |
| 評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
レポートと発表内容に基づき評価する。期末試験は行わない。 |
| その他 |
基礎セミナーは今後の大学数学の学習の基礎基本を身につける場であり、欠席しないことが強く望まれる。 |