科目情報
科目名 中等技術科教育II 
クラス − 
授業の概要 本授業は,現行の中学校新学習指導要領に基づき,材料と加工,エネルギー変換,生物育成,情報の各技術分野で構成される中学校技術科における教授・学習において,教師として必要となる資質を獲得するための具体的な知識・知恵や教育方法などを主に学習する.本科目Iで修得した理論的内容に基づき,より実践的な基礎的内容と方法を学習することで,本科目IIIで学習する領域別の学習(具体的な内容論)につなげる.なお,授業の途中4回分は文部科学省初等中等教育局の教科調査官(技術科担当)による集中授業で,7月のどこかの土曜日2〜5時限目に実施する予定である.  
授業の到達目標 本科目Iで学習するであろう中学校技術科教育の理念に基づき,教材・教科書,学習方法,教育技術とその評価,実習時の安全確保などを発展的に学習するとともに,教師および学習者への理解を深め,学校現場における技術科教育,とくに実習場面における技能教育を指導する能力の基礎を養う. 
授業計画 本授業の主要な内容構成は,例えば以下の通りである(年により若干変化する).なお,後半の12〜15は外部講師による授業であり,内容に大きな変更の可能性がある。
内容
1教育の目的とその背景 
2技術科の教育内容とその構成 
3学習指導法 
4学習指導の原理と法則 
5技能とその指導法 
6知識とその指導法 
7技術的思考力・創造の技法 
8教育技術(I) 
9教育技術(II) 
10授業と教材 
11教育評価 
12我が国における技術科教育の基本方針 
13新しい学習指導要領の理念と技術科教育 
14教師のあるべき姿について 
15技術科の授業実践 
 
テキスト・参考書 必要に応じて授業時に資料を配布する.テキストとして,中学校学習指導要領解説 ー技術・家庭科編ー(文部科学省)を購入すること. 
自学自習についての情報 授業時に,必要に応じて示す.上回生や卒業生が残した中学校技術科の学習指導案を数多く,目を通しておくと良い。 
授業の形式 主に講義形式で行うが,後半では実践力を高めるためにミニ模擬授業などの実践的学習を行うことがある.また,授業実践の視聴覚教材も適宜使用する. 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 随時,それまでの学習に関するリポートの提出を求めることがある.これと模擬授業の評価および期末試験の成績を総合して評価点を求め,それから授業の欠席率に応じて減点した結果を最終評価点とする. 
その他 ここで学習したことは,同時期にある教育実習での教壇実習に活かしてほしい。