科目名 |
環境教育の実践 |
クラス |
− |
授業の概要 |
環境教育を広い視野から眺め,実践するために京(みやこ)エコロジーセンター(以下エコセン,伏見区池ノ内町,京都教育大学から徒歩15分,京阪藤森駅から徒歩6分)に学生が出向き,環境教育の理念と知識を本学教員から講義を受けた後,来館者(対象となるのは主に小学生及びその保護者)に対して環境教育をエコセンの展示物や自作教具などを用いて指導・実践する。平成25年度の日程は8月12日(月)〜14日(水)のうち2日間と16日(金),17日(土)(いずれも3〜5時間目)および18日(日)(2〜4時間目)の合計5日間での集中実施が最も有力である(若干の変更がありうる)。指導実践の内容や疑問点,工夫・改善すべき点などを,配布する環境教育実践ノート毎回記入し,指導上の課題や展示,表現の工夫について環境ファシリテーター,教員およびエコセン担当者から指導を受ける。最終日には来館者を対象に公開でプレゼンテーションを行い,自らの成果を確認するとともに,評価を受ける。 本授業は総合演習(a)と合同で実施するため,京都教育大学の学生は,どちらかしか受講登録できない。 |
授業の到達目標 |
総合的な学習の主要な柱の一つである環境教育について理解を深めるとともに,環境に配慮した持続的な社会を築くために求められる知識と行動のあり方を,子ども達に直接指導する活動を通じて実践的に理解・考察し,環境教育の実践力を習得する。 |
授業計画 |
1.授業の紹介とエコセンの説明 2.自然環境,社会環境,生活環境,産業環境それぞれにおける環境問題および環境教育の実際 3.環境教育実践の見学とその解説 4.エコセン館内の見学と展示物の紹介およびその活用方法 5.人に理解・納得させる方法とその練習 6.環境教育実践のための企画書作り 7.環境教育実践のための企画書の仕上げ 8.環境教育実践のためのプログラム作り 9.環境教育実践のためのプログラムの見直し・確認 10.環境教育実践のためのプログラムの仕上げ 11.環境教育実践のために必要な小道具作り 12.環境教育実践のために必要な小道具の仕上げ 13.環境教育実践のリハーサル 14.環境教育実践のパフォーマンスの仕上げ 15.環境教育実践の発表会 16.授業全体の振り返り |
テキスト・参考書 |
本授業用に作製した「環境教育実践ノート」を授業初日に配布する。 |
自学自習についての情報 |
お盆の期間に授業をしない日を設定してあるが,これらの日はエコセンで実践する内容を考え,必要な情報などを収集してもらう期間でもある。なお15日は木曜日なのでエコセンは休館している。 |
授業の形式 |
授業計画の1,2は講義形式,3,4は見学と講義,5〜16は実践形式で,全てエコセンにて実施する。数人ずつのグループに分かれ,各グループのメンバーが互いに協力し合って創意工夫しながら環境教育の実践を創作・実演する。4以降の指導は主に,専門家の環境ファシリテーターが行う。なお,専門家の都合や日程上,内容実施が前後することがある。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
出席状況は,環境教育実践ノートの提出時に確認する。実践ノートの記述内容および最終発表の出来具合や日々の授業態度を総合的に評価する。 |
その他 |
授業の日程は概ね「授業の概要」に示したとおりであるが,変更の可能性がないわけではない。確定した日程についてはできるだけ早めに学内で掲示するので,確認すること(コンソーシアム京都からの受講生には別途通知)。受講希望者は必ずこの日程を確保しておくこと。 日程(とくに前半部)で都合がつかず,一部の日で出席が困難なことが明確な場合は,本授業のエコセンでの担当者(641-0911)に相談されたい。日程を振り替えることが可能な場合がある。 |