科目情報
科目名 障害児動作概論 
クラス − 
授業の概要 知的障害児・者にしばしば認められる運動面での不器用さに注目し、認知機能と運動機能との関連性について理解を深める。また、運動発達、運動学習などの基礎的な視点を踏まえながら、「動作」、「認知機能」、「環境」を機軸にして、知的障害児・者の動作の様相について学ぶ。 
授業の到達目標 1)知的障害児・者の動作の遅さやぎこちなさの概要を知る。2)知的障害児・者の最大限のパフォーマンスに注目することのほか、環境との相互作用において、課題に応じて動作をどのように調節するか、という視点に注目できるようになる。この点において、肢体不自由児・者との運動の様相の違いを明確にする。3)知的障害児・者にとって動作が発揮しやすい物理的・心理的環境について考察し、知的障害児・者の能力自体を改善するのではなく、周囲の環境を整えることで、運動面での制約がどの程度軽減されるのか、という視点で知的障害児・者の動作を捉えることが出来るようにする。 
授業計画
内容
1オリエンテーション 
2知的障害と適応スキル(1) 
3知的障害と適応スキル(2) 
4運動発達からみた知的障害児・者の動作(1) 
5運動発達からみた知的障害児・者の動作(2) 
6運動学習からみた知的障害児・者の動作(1) 
7運動学習からみた知的障害児・者の動作(2) 
8運動制御からみた知的障害児・者の動作(1) 
9運動制御からみた知的障害児・者の動作(2) 
10運動制御からみた知的障害児・者の動作(3) 
11環境と動作(1) 
12環境と動作(2) 
13環境と動作(3) 
14「見ること」と「動くこと」―肢体不自由児・者の動作と認知の関連より― 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 授業中に適時指示する 
自学自習についての情報  
授業の形式 講義
※運動学習のシリーズではミニ実験を実施する予定です 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 試験(100%)により評価する。
ただし,上記の運動学習ミニ実験に参加し,レポートを提出した者のみ,試験を受験できる。 
その他 特になし