科目情報
科目名 漢文学特講B 
クラス − 
授業の概要 中国4世紀、東晋時代の書家・王羲之について、主に漢文学の側面から研究する。その生涯、エピソード、作品、時代背景などに関して、漢文の文献を実際に読みながら理解を深める。「蘭亭序」など王羲之自身の作品はもとより、他者の作ではあるが王羲之の名筆で知られる古典も取り上げ、漢文学と書芸術の両方の側面から味読・鑑賞したい。下記のような授業計画を想定しているが内容・順序・回数などに関して多少の変更がなされる場合もある。 
授業の到達目標 1.王羲之について中国文化史に位置づけて理解し、説明できる。
2.漢文文献を辞書を用いながら正しく解釈することができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション 
2王羲之のエピソードと生涯(1) 
3王羲之のエピソードと生涯(2) 
4王羲之のエピソードと生涯(3) 
5王羲之のエピソードと生涯(4) 
6魏晋の人々と時代背景(1) 
7魏晋の人々と時代背景(2) 
8魏晋の人々と時代背景(3) 
9王羲之の作品(1) 
10王羲之の作品(2) 
11王羲之の作品(3) 
12王羲之の作品(4) 
13王羲之の作品(5) 
14王羲之の作品(6) 
15予備・まとめ 
 
テキスト・参考書 テキストは資料を印刷して配布する。
参考書:東京国立博物館他編集『特別展「書聖 王羲之」』図録、魚住和晃『書聖王羲之 その謎を解く』(岩波書店)、吉川忠夫『王羲之―六朝貴族の世界』(岩波現代文庫)、松村茂樹『書を探る―王羲之から書教育まで』(アートダイジェスト)、大上正美『六朝文学が要請する視座』(研文出版)等。その他、講義の中で適宜指示する。 
自学自習についての情報 講義で用いる文献を予め配布するので、指定した部分に関しては事前に読んでおくこと。詳細は開講時に指示する。 
授業の形式 講義形式と演習形式の併用。必要に応じて漢文の文献を読む。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 平常の授業に対する取り組み(50%)と試験またはレポート(50%)による。 
その他 毎回の授業に漢和辞典を持参すること。辞書については開講時に指示する。
今年度より奇数年度開講。