科目情報
科目名 日本史特講 
クラス − 
授業の概要 平安時代前期とよばれるおよそ150年間について、宮廷社会で繰り広げられた政争を取り上げながら、王権・天皇制の展開過程を概観する。 
授業の到達目標 律令政治の変質から摂関政治が成立するまでの宮廷社会の展開を多角的に理解し、平安時代に対する自分なりの歴史像を描き出せるようになることを目標とする。 
授業計画
内容
1ガイダンス―平安時代へのいざない― 
2桓武天皇の即位と「天智が定めた法」 
3長岡京・平安京の成立 
4天皇と太上天皇の分離 
5宮廷社会の唐風化と宮廷儀礼 
6分水嶺としての仁明朝 
7氏族制原理の変容 
8天皇近侍組織の拡充 
9昇殿制の成立と展開 
10幼帝の出現と摂政・関白 
11摂関政治の基本構造 
12阿衡の紛議をめぐって 
13寛平の治と菅原道真 
14六国史の時代から日記の時代へ 
15まとめと展望―摂関時代へ― 
 
テキスト・参考書 参考書:坂上康俊『律令国家の転換と「日本」』(講談社、2001年)
    吉川真司『平安京』(吉川弘文館、2002年)
    佐々木恵介『天皇と摂政・関白』(講談社、2011年) 
自学自習についての情報 日本史学に関わる専門的な内容を扱うため、高等学校までに学習する当該の内容について、復習した上で授業に臨むこと。 
授業の形式 レジュメとパワーポイントを併用しながら講義形式で授業を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加態度(15点満点)、毎回の課題(20点満点)、学期末レポート(65点満点)の合計で評価する。  
その他 特記事項なし。