科目情報
科目名 公共政策学特講 
クラス − 
授業の概要 経済のグローバリゼーションが進展する中で、アジア諸国の経済力が向上してきており、国際経済の中でアジア経済のプレゼンスが増してきている。アジア諸国の中では、特に中国の経済発展がめざましいが、他にもNIES諸国、ASEAN諸国、インドなど注目すべき国が多く存在している。本講義では、前半でアジア経済の発展過程を説明し、後半で中国、NIES諸国、ASEAN諸国、インドに関して国際関係を含めた経済の実態と課題,またこれらの国の発展に果たしてきた公共政策の役割を概説する。 
授業の到達目標 日本とつながりの深いアジア諸国経済について、その発展過程と現状を理解し、その発展に公共政策が果たしてきた役割について考察するとともに,日本との関係や今後の課題を考察する能力を身につけることを目標とする。 
授業計画
内容
1イントロダクション 
2アジア経済の発展過程(1)ー途上国の開発政策ー 
3アジア経済の発展過程(2)―輸入代替工業化と輸出志向工業化ー 
4アジア経済の発展過程(3)―日本の産業構造がアジア経済に及ぼした影響(雁行型経済発展)― 
5中国の発展と公共政策(1)−社会主義市場経済の導入と産業構造の変化− 
6中国の発展と公共政策(2)−外資導入政策と輸出主導型成長− 
7中国の発展と公共政策(3)−農業の変化と郷鎮企業− 
8中国の発展と公共政策(4)−中国経済と環境問題− 
9中国をめぐる国際関係(1)−米中関係− 
10中国をめぐる国際関係(2)−中台関係− 
11NIES・ASEAN諸国の発展と公共政策(1)−韓国の経済発展と公共政策− 
12NIES・ASEAN諸国の発展と公共政策(2)−タイの経済発展と公共政策− 
13NIES・ASEAN諸国の発展と公共政策(3)−ベトナムの経済発展と公共政策− 
14インドの経済発展と公共政策 
15アジア経済の発展と日本 
 
テキスト・参考書 [テキスト]テキストは使用しない。授業で使用するプリントを配布する。
[参考書]渡辺利夫『開発経済学入門(第2版)』東洋経済新報社 
自学自習についての情報 各回に次回の授業で使用するプリントを配布するので,それを読んだ上で授業に臨むこと。 
授業の形式 講義 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1)講義への参加態度:10%
(2)小テスト・課題レポート(2回実施予定):20%
(3)期末試験:70%
(4)出席が2/3以上の者のみ評価の対象とする。 
その他 特記事項なし