科目情報
科目名 声楽演習I 
クラス a 
授業の概要 イタリア古典歌曲を中心に、イタリア語のディクション、表現をよく研究し理解した上で、その言葉に応じた歌唱表現、呼吸法、発声法を身につける。さらに、指導法についても実践により学ぶ。 
授業の到達目標 「声楽基礎演習」を履修した者が、より専門的な理論に触れ、実践によって体得を目指す。各々の学生のレベルに合った課題曲を教員が選択し、学生はこの授業期間内に最低3曲をマスターし、暗譜演奏する。 
授業計画 それぞれの能力やレベルの違いに応じて、内容は流動的になる可能性もあるが、学んで欲しい内容は以下の通りである。
内容
1発声における呼吸法の反復練習 
2各々の学生の、発声における問題点の認識 
3各々の学生の、発声における問題点の克服のための発声トレーニングの実践(教材;コンコーネ50番より) 
4イタリア古典歌曲から学生に合った曲を選び歌唱 
5前回選んだ曲の詩の内容、正しい発音とその歌唱研究 
6暗譜で研究発表 
7トスティ歌曲から1曲指定、歌唱研究 
8歌唱におけるイタリア語のディクション、ニュアンスを研究 
9レガート唱法について歌曲を通して実践 
10暗譜で研究発表
それぞれの歌唱を聞き、学生による評価を行う  
11トスティ歌曲から2曲目を選択、試験に向けて研究 
12トスティの音楽表現、息の扱い方の研究 
13楽譜を正確に捉え、音程、リズム、フレーズを正しく歌唱できているか確認
実技試験の為の伴奏合わせ 
14歌唱時の態度・心構えの指導、また人の演奏を聞く態度の教育
実技試験の為の伴奏合わせ 
15実技試験  
 
テキスト・参考書 コンコーネ50番 全音楽譜出版
イタリア古典歌曲、トスティ歌曲については、授業の中で指示します。 
自学自習についての情報 実技の授業なので普段の練習時間を多くとるように 
授業の形式 集団レッスン(学生自らによる指導法の実践も含む)および個人レッスン 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1) 声楽発声のテクニックのレベルおよび知識 30%
(2)授業への積極的な姿勢 20%
(3)実技試験 50% 
その他 既に「声楽基礎演習」の単位を取得したものに限る
本授業は2人の教員によって2クラスに分かれて行っています。
声楽演習Ib は二塚直紀先生が担当します。授業内容は同じです。