科目情報
科目名 学校教育実践総論XIII 
クラス − 
授業の概要 日本の少子化対策の歴史と保育をめぐる現状と課題について、諸外国との政策比較や調査研究を読み込み、討議する。その際、現在揺れ動く幼保一元化問題の政策動向と合わせて検討することで、課題を明確化し、現状を打破する方策について探求する。 
授業の到達目標 1.先進諸国と比較し、日本の子育て支援策の現状と課題を理解する
2.日本の現状に基づいたこれからの子育て支援の方向性を理解する 
授業計画
内容
1オリエンテーション
子育て支援後進国としての日本 
2少子化時代の育児支援策 発表・討議 
3働く母親への育児支援策比較 発表・討議 
4自治体別保育状況の分析 発表・討議 
5公立保育所の民営化について 発表・討議 
6共働き所帯における夫の家事・育児分担についての分析 発表・討議 
7ファミリー・フレンドリー企業と労働組合 発表・討議 
8認定こども園制度をめぐる諸問題 発表・討議 
9子育て環境格差と認定こども園 発表・討議 
10すべての乳幼児の保育保障と児童福祉行政の一元化 発表・討議 
11育児の社会化と子育て支援の課題について 発表・討議 
12構造改革・規制緩和政策と幼保一元化・総合施設・育児保険構想の問題点 発表・討議 
13これまでの議論と日本の現状と課題1 
14これまでの議論と日本の現状と課題2 
15総括 
 
テキスト・参考書 『子育てしやすい社会-保育・家庭・職場をめぐる育児支援策-』前田正子著, ミネルヴァ書房
『「子育て支援後進国」からの脱却-子育て環境格差と幼保一元化・子育て支援のゆくえ』村山祐一著, 新読書社 
自学自習についての情報 受講生各自の居住地域にある子育て支援サービスを調べる
テキストの該当箇所を読み込む
授業中に紹介する関連図書を読む 
授業の形式 受講生の発表+討議+講義で構成する 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 討議に参加することで出席として認められる。発表40、期末レポート30、討議+出席30 
その他 すべての受講生に毎回テキスト指定箇所を読み込み、討議のポイントを定めておくことを求める。また発表時には関連資料にあたり、レジュメをまとめることも必要であるので、自学自習をしっかりと行う覚悟で受講すること。